ツリージャーマンダーの生垣|銀葉ハーブの低い生垣

銀白色の葉で作るツリージャーマンダーの低い生垣の特徴と手入れを紹介する記事のアイキャッチ

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『銀色の葉の低い生垣って、おしゃれだな』と気になっている方も多いですよね。

その代表がツリージャーマンダーです。

結論から言うと、ツリージャーマンダーの生垣は、腰より低い仕切りや花壇の縁取りにぴったりの洋風の低木です。成長が早いぶん、こまめに刈り込んで低く保つのが上手に付き合うコツです。

この記事を読むと、ツリージャーマンダーの特徴と、向く場所の見分け方、1年の手入れの流れが分かります。

目次

ツリージャーマンダーの生垣ってどんな木?

先に結論

ツリージャーマンダーは、シソ科の常緑低木です。地中海沿岸が原産で、銀白色の小さな葉が密につきます。乾燥に強く、刈り込みにも強いので、低い生垣や縁取りに向いています。

生垣(いけがき)は、木を列に植えて刈り込みで仕立てた垣根のことです。基本は生垣とは?読み方・塀との違いと役割で紹介しています。

ツリージャーマンダーは、名前に「ツリー」とついていますが、高い木ではありません。低くまとめて楽しむ低木なんです。

初夏には、淡い青紫の花が咲きます。銀色の葉にやさしい花色が重なって、洋風の庭がふわっと明るくなります。

銀白色の小さな葉が密につき、淡い青紫の花が咲いたツリージャーマンダーの生垣を近くから写した写真

生垣にした時のよさと、気をつけたいこと

くらべる点ツリージャーマンダーのよさ気をつけたいこと
葉の色銀白色で、庭が明るく見える緑の多い和風の庭では浮くこともある
葉の大きさ小さな葉が密につく内側の様子は外から見えにくい
花初夏に淡い青紫の花花を楽しむなら切る時期に気を配る
乾燥乾燥に強い水はけの悪い場所は様子を見る
伸び方成長が早く、形を作りやすいこまめに刈らないと広がりやすい

刈り込み(伸びた枝先を面にそろえて切ること)に強いので、形を整えながら育てられるのがうれしいところです。

「成長が早い」は、よさでもあり手間でもある

ここが、ツリージャーマンダーを生垣にする時の大事なところです。

成長が早いので、植えてから形になるまでが待ち遠しくありません。その一方で、刈り込みをさぼると、すぐに枝が広がってしまいます。

『植えたら放っておけるかな』と思っていると、少し驚くかもしれません。こまめに切るのが苦にならない方に向く木、と考えておきましょう。

向く場所・向かない場所を判断表で確かめる

先に結論

ツリージャーマンダーの生垣は、日当たりのよい洋風の庭で、低い仕切りや縁取りに使う場面にいちばん合います。背の高い目隠しや、水はけの悪い場所には、別の木も比べておきましょう。

植える場所が合っていると、銀色の葉がいちばんきれいに見えます。植えたい場所を、次の表に当てはめてみてください。

場所の条件向き不向き考え方
花壇やアプローチの縁取り向く低い生垣・縁取りに向く木
腰より低い仕切り向く刈り込みで低く保ちやすい
乾きやすい日なたの庭向く乾燥に強い
水はけが悪く、じめじめする場所確認が必要乾燥を好む木なので、土の様子を見る
窓の高さを隠したい場所向きにくい低くまとめる木なので、高い木と比べる
和風の庭条件しだい銀色の葉が合うか、庭の雰囲気で決める

例えばこんな場面なら

表だけだとイメージしにくいですよね。いくつかの場面に当てはめてみます。

例えば「玄関までのアプローチの両脇を縁取りたい場合」なら、ツリージャーマンダーは向いています。通路にはみ出した枝は、こまめに切ると歩きやすいです。

例えば「道路から庭の中を隠したい場合」なら、低い生垣では目線までは隠れません。目隠しが目的なら、目隠しの生垣|高さ・密度で選ぶ木とつくり方も合わせて見てみてください。

例えば「洋風の外構で、明るい色の仕切りがほしい場合」なら、銀白色の葉がよく映えます。外壁や門まわりの色との相性を、植える前に思い浮かべておきましょう。

ツリージャーマンダーの生垣が合う人
  • 腰より低い仕切りや縁取りを作りたい
  • 銀色の葉で、洋風の庭を明るくしたい
  • こまめな刈り込みが苦にならない
  • 日当たりがよく、乾きやすい場所に植えられる

低い生垣そのものの考え方は低い生垣|腰の高さで仕切る木と仕立て方で紹介しています。

似た銀葉の低木と迷った時の比べ方

先に結論

銀色の葉の洋風低木には、ウエストリンギア、ローズマリー、レウコフィルムもあります。葉の香り、花の色、寒さや湿気への強さで比べると、自分の庭に合う木を選びやすくなります。

『銀色の葉の木がいくつもあって、違いが分からない』という声はよく聞きます。並べてみると、それぞれの持ち味が見えてきますよ。

ツリージャーマンダー・ウエストリンギア・ローズマリー・レウコフィルムの4つの銀葉の低木を、葉・花・向く場所で選び分ける図解
くらべる点ツリージャーマンダーウエストリンギアローズマリー(立ち性)レウコフィルム
仲間シソ科シソ科シソ科ゴマノハグサ科
葉銀白色の小さな葉細い銀緑色の葉料理に使える香りの葉銀白色の葉
花初夏に淡い青紫春〜秋に白〜淡い紫冬〜春を中心に青紫など夏〜秋に紫やピンク
気をつけたいこと成長が早く、こまめに刈る寒さにやや弱い蒸れ・過湿に弱い過湿・蒸れに弱い
向く使い方低い生垣・縁取り洋風の低い生垣香りの生垣日なたの洋風の植栽

香りがほしいならローズマリー

葉の香りを楽しみたいなら、ローズマリーも候補になります。生垣には、上に伸びる立ち性の品種を選びます。

ただ、蒸れや過湿に弱い木です。詳しくはローズマリーの生垣|立ち性の品種で作る香りの生垣で紹介しています。

姿が似ているのはウエストリンギア

ウエストリンギアは、ローズマリーに似た姿で、香りはない木です。花が春〜秋にぽつぽつ咲くので、長く花を見たい方に向きます。

寒さにはやや弱いので、霜の当たる場所は注意です。詳しくはウエストリンギアの生垣|銀色の葉の洋風低木で紹介しています。

花の色で選ぶならレウコフィルム

夏〜秋に紫やピンクの花を楽しみたいなら、レウコフィルムもあります。水はけのよい日なた向きの木です。

詳しくはレウコフィルムの生垣|銀色の葉と花の洋風低木で紹介しています。

混ぜて植える時は

銀色の葉の木同士は、並べても色がなじみやすいです。ただ、伸びる早さが違うと刈り込みの回数がそろいません。区切りごとに1種類ずつまとめると、手入れが楽になります。

1年の手入れカレンダー:こまめに刈って低く保つ

先に結論

ツリージャーマンダーは成長が早いので、伸びたらこまめに刈り込むのが基本です。花を楽しみたい年は、初夏の花が終わってから形を整えると、花を見逃しにくくなります。

『いつ切ればいいの?』と迷いますよね。花木は、花が終わった直後に切ると翌年の花を減らしにくいと一般に言われています。

季節の目安は地域や年で前後します。木の様子を見ながら、次の表を参考にしてみてください。

季節の目安木の様子やること
春枝がよく伸び始める飛び出した枝を軽く切り、形を保つ
初夏淡い青紫の花が咲く花を楽しみ、通路にはみ出した枝だけ切る
花のあと枝が勢いよく伸びる全体を刈り込み、高さと幅をそろえる
夏〜秋伸びが続く形がくずれたら、こまめに軽く刈る
冬常緑で葉が残る枯れた枝がないか見ておく

刈り込みの手順

低い生垣の刈り込みの進め方
  1. 仕上げたい高さと幅を決め、目印のひもを張る
  2. 側面は、上を少し狭く・下を広くした台形に刈る
  3. 天端(いちばん上の面)を、ひもに合わせてそろえる
  4. 内側の枯れた枝を、付け根から取り除く
  5. 刈った枝葉を片づけ、足元の風通しをよくする

上を狭く下を広くした台形にすると、下の葉まで日が当たりやすいと一般に説明されています。低い生垣でも、この形を意識すると足元がすかすかになりにくいです。

よくある失敗

忙しくて刈らずにいたら、枝が通路まで広がってしまった、というのはよくある失敗です。成長が早い木なので、少し伸びたら軽く切る、を続けるほうが結果的に楽になります。

生垣の剪定の時期や回数を全体で知りたい方は生垣の剪定|時期・回数と刈り込みのやり方も参考にしてみてください。

道具と安全のこと

電動バリカン(ヘッジトリマー)を使う時は、取扱説明書に従い、手袋と保護めがねを使いましょう。

低い生垣なので、手の届く高さで作業できます。それでも、刈った枝で足元がすべりやすくなるので、こまめに片づけてくださいね。

よくある相談:低く保てる?切る時期は?寒い地域でも育つ?

先に結論

ツリージャーマンダーの生垣でよく出る悩みは、「低く保てるか」「いつ切ればいいか」「寒い地域で地植えできるか」です。成長が早く刈り込みに強い性質を知っておくと、答えが見えやすくなります。

ここでは、知恵袋で読まれている相談を、内容を要約して紹介します。

相談1:庭植えでコンパクトに保ちたい。こまめに切れば大丈夫?

庭に植えたツリージャーマンダーを、暴れないように低く保ちたい。こまめに剪定すれば大丈夫か、という相談です。

『広がりすぎたらどうしよう』と心配になりますよね。

結論から言うと、こまめな刈り込みが、低く保ついちばんの方法です。成長が早く刈り込みに強い木なので、伸びた分をそのつど切る付き合い方が合っています。

気になること考え方
背が高くなってきた天端をひもでそろえて刈る
横に広がってきた側面を台形に刈り、幅を戻す
通路にはみ出したはみ出した枝だけ、その場で切る
花も楽しみたい大きく刈るのは花のあとにする

相談2:伸びた枝は、気になった時に切ってもいい?

剪定の時期が分からない。気になった時に伸びた枝を落としてもいいのか、という相談です。

『切る時期を間違えたら弱るのでは』と思いますよね。そう思うのは自然です。

はみ出した枝を軽く切る程度なら、気になった時に整えて大丈夫です。花を楽しみたい場合は、全体を大きく刈るのを初夏の花のあとにすると、花を見逃しにくくなります。

相談3:冬に氷点下になる地域でも、地植えできる?

冬に氷点下になる地域で、ツリージャーマンダーを地植えしたいが難しいか、という相談です。

『寒さで枯れたら悲しい』と不安になりますよね。

寒さへの強さは、お住まいの地域の冬の様子や、植える場所の風当たりで変わります。地植えしたい時は、購入先に「この地域で冬を越せるか」を聞いてから決めると安心です。

「冬に氷点下になる地域で、生垣にしたいと思っています」
「霜や冷たい風が当たる場所なのですが、地植えで大丈夫ですか」

こんなふうに、場所の様子まで伝えてみてください。

植える前に確かめること
  • 一日のうち、日が当たる時間があるか
  • 水はけがよく、じめじめしない場所か
  • 境界から少し内側に植えられるか
  • 生垣の両側に、刈るために立てる場所があるか
  • 苗の間隔を、購入先や施工業者に確かめたか

苗の間隔は、樹種・苗の大きさ・仕上がりの高さで変わります。植えたあとは、根づくまで水やりと支柱を続けましょう。植え付けの流れは生垣の植え方|苗の間隔・時期と植え付けの手順で紹介しています。

手に負えなくなった時の頼り先

先に結論

ツリージャーマンダーは低い生垣なので、自分で手入れしやすい木です。ただ、長い生垣をまとめて刈りたい時や、ほかの高い生垣と一緒に整えたい時は、相談できる窓口もあります。

『庭全体の手入れが追いつかない』という方も多いはずです。低い生垣は自分で、高い木は業者に、と分けて考えるのもひとつの手です。

業者に相談したほうがいいサイン
  • 生垣が長く、自分では刈りきれない
  • 道路や隣地に枝が大きくはみ出している
  • 庭のほかの高い木も一緒に整えたい
  • 抜いて別の木に植え替えたい

道路に張り出した枝は、歩く人や車の通行、見通しの妨げになります。道路沿いの注意点は道路沿いの生垣|枝の張り出しと見通しで気をつけることで紹介しています。

生垣が高くなって手に負えない時や、長い生垣の刈り込みが大変な時は、剪定をまとめて相談できる窓口もあります。

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よくある質問

ツリージャーマンダーの生垣は、どのくらいの高さに向いていますか?

低い生垣や縁取りに向く木です。腰より低い仕切りとして使うと、刈り込みで形を保ちやすくなります。

ツリージャーマンダーは常緑ですか?

シソ科の常緑低木です。銀白色の小さな葉が、一年を通して庭を明るく見せてくれます。

花はいつ咲きますか?

初夏に淡い青紫の花が咲きます。花を楽しみたい場合は、大きく刈るのを花のあとにしておきましょう。

生垣にツリージャーマンダーを植えると、手入れは大変ですか?

成長が早いので、こまめな刈り込みが必要です。少し伸びたら軽く切る、を続けると形を保ちやすくなります。

ウエストリンギアとはどう違いますか?

どちらもシソ科の銀葉の低木です。ツリージャーマンダーは初夏に花が咲き、ウエストリンギアは春〜秋に花がぽつぽつ咲き、寒さにやや弱い木です。

まとめ

この記事の要点
  • ツリージャーマンダーは、銀白色の小さな葉のシソ科の常緑低木
  • 低い生垣や花壇の縁取りに向き、洋風の庭を明るく見せる
  • 乾燥に強いので、日当たりと水はけのよい場所が合う
  • 成長が早いので、こまめに刈り込んで低く保つ
  • 似た銀葉の木とは、香り・花・寒さや湿気への強さで比べる
生垣ドットコム

生垣ドットコム 編集部

生垣(いけがき)の意味・役割から、目的別の木の選び方、トキワマンサク・マサキ・イヌマキなど樹種ごとの特徴、剪定の時期とやり方、植え方・費用・助成金の考え方までを、庭や道路沿いで迷わないように整理している情報サイトです。 公式サイト

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