洋風の生垣|洋風の庭に合う木と仕立て方のコツ

洋風の生垣に合う木と、洋風に見せる仕立て方を解説する記事のアイキャッチ

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『白い外壁の家に、和風の生垣は合わない気がする。洋風の生垣にしたい』と考えている方も多いですよね。

ただ、洋風の生垣といっても、どんな木を選べば洋風に見えるのか、意外と分かりにくいものです。

結論から言うと、洋風の生垣は「葉の色・葉の形・仕立て方・足元の素材」の4つで決まります。この記事を読むと、洋風に見える条件と、おすすめの洋風の木、和風の木でも洋風に寄せるコツが分かります。

目次

洋風の生垣は4つの条件で「洋風」に見える

先に結論

洋風の生垣は、木の種類だけで決まるわけではありません。銀色や明るい葉の色、細い葉や小さな葉の形、四角くすっきりした仕立て方、レンガや砂利などの足元の素材がそろうと、ぐっと洋風に見えるんです。

生垣は、樹木を列に植えて刈り込みなどで仕立てた垣根のことです。生垣の基本は生垣とは?読み方・塀との違いと庭や道路沿いでの役割で紹介しています。

『洋風の木を植えたのに、なんだか洋風に見えない』という声を聞くことがあります。その多くは、4つの条件のどれかが和の雰囲気に寄っているからなんです。

条件洋風に見えやすい和風に見えやすい
葉の色銀色・銀緑色、黄金色、白い斑、赤紫〜銅色濃い緑一色
葉の形細い葉、小さな丸い葉、香りのある葉細長い針状の葉、厚く大きな葉
仕立て方四角くすっきり、玉やトピアリー刈り込みで段や曲線を見せる形
足元の素材レンガ、砂利、ウッドフェンス竹垣、苔、玉砂利
洋風の生垣に見える条件を、葉の色・葉の形・仕立て方・足元の素材の4つに分けて示した図解

条件を2つそろえるだけでも洋風になる

4つ全部をそろえなくても、2つそろえば十分に洋風に見えます。例えば濃い緑の木でも、四角くすっきり刈り込んで足元にレンガを敷けば、ぐっと洋風の印象に近づきます。

反対に、銀葉の洋風の木でも、竹垣と合わせると和洋折衷の雰囲気になります。家の外観と、どの条件を合わせるかを考えてみてください。

洋風の生垣におすすめの木

葉の色と、場所との相性で選ぶ

洋風の生垣におすすめの木は、葉の色や形に特徴のある木です。ただ、洋風の木には寒さや蒸れに弱いものもあるので、場所との相性も合わせて見ておきましょう。

『結局、洋風の生垣はどの木がおすすめ?』という方のために、葉の色ごとに代表的な木を並べました。

葉の色・特徴木性質気をつけたいこと
銀緑色・銀白色オリーブ日当たり・水はけを好むオリーブアナアキゾウムシ
銀緑色・銀白色ウエストリンギア乾燥・刈り込みに強い寒さにやや弱い
銀緑色・銀白色レウコフィルム乾燥を好む過湿・蒸れに弱い
青みがかった銀色コニファー(ブルーアイス)乾燥を好む過湿に弱く、根が浅め
白い斑シルバープリペット刈り込みに強く、成長は早め寒い地域では冬に葉を落とすことがある
黄金色サニーフォスター円すい形にまとまりやすい葉の縁にトゲ
赤紫〜銅色ドドナエア乾燥に強く成長が早い寒さにやや弱い
香りのある葉ローズマリー(立ち性)日当たり・水はけを好む蒸れ・過湿に弱い
小さな葉ボックスウッド成長がゆっくりで刈り込みやすいツゲノメイガの食害
花と香る葉ギンバイカ刈り込みに強い秋に黒紫の実がなる

銀色の葉で洋風にするならオリーブ

オリーブは銀緑色の葉が洋風の庭によく合う常緑樹です。生垣にするなら、上に伸びやすい品種を列に植えて横枝を整えます。

剪定は早春(2〜3月が目安)です。1本では実がつきにくい品種が多いので、実も楽しみたいなら別の品種を近くに植えるとよいと一般にいわれます。詳しくはオリーブの生垣|洋風の目隠しにする時の品種と剪定で紹介しています。

葉の色の幅が広いコニファー

コニファーは、観賞用の針葉樹の園芸品種をまとめた呼び方です。緑・黄金・青みがかった銀色と葉の色がさまざまで、生垣や目隠しには上に伸びる品種を列に植えます。

多くは葉のない古い枝まで深く切ると芽が出にくいので、伸びた先を軽く整える剪定が基本です。品種の選び方はコニファーの生垣|品種の選び方とブルーアイスの特徴で紹介しています。

花も楽しむならギンバイカやフェイジョア

洋風の生垣で花も楽しみたいなら、ギンバイカ(マートル)が候補です。初夏(6月が目安)に長い雄しべが目立つ白い花が咲き、葉をもむとさわやかな香りがします。

フェイジョアは、初夏(5〜6月が目安)に赤い雄しべが目立つ花が咲き、葉の裏が銀白色の常緑樹です。比較的寒さにも耐えるので、洋風の木の中では使える地域が広めなのもうれしいところですよね。

香りも楽しむならローズマリー

ローズマリーには立ち性・半ほふく性・ほふく性があり、生垣には上に伸びる立ち性を選びます。葉は料理にも使え、冬〜春を中心に花が咲きます。

古く木質化した枝の葉のない部分まで切ると芽が出にくいので、深く切りすぎないのがコツです。育て方はローズマリーの生垣|立ち性の品種で作る香りの生垣で紹介しています。

高さで選ぶ洋風の生垣

洋風の木は、仕上げたい高さで選ぶと迷いにくくなります。低い縁取りと目隠しでは、向く木がまったく違うんです。

仕上げたい高さ向く洋風の木ひとこと
足元の低い縁取りツリージャーマンダー、ボックスウッド花壇や通路の縁に。どちらも刈り込みやすい
腰ほどの低い生垣ウエストリンギア、シルバープリペット銀緑色や白い斑で明るく見える
目隠しの高さコニファーの上に伸びる品種、オリーブ、レイランディーレイランディーは成長がとても早い

レイランディーは成長がとても早く、目隠しの生垣に使われる針葉樹です。放っておくと大きくなるので、高さを決めて定期的に刈り込む前提で選びましょう。

『低くていいのか、目隠しまでほしいのか』を先に決めておくと、候補がぐっと絞れますよ。

和風の木でも洋風に寄せる方法

仕立て方と足元の素材で洋風に寄せられる

定番の生垣の木でも、仕立て方と足元の素材を変えれば洋風の雰囲気に寄せられます。寒い地域などで洋風の木が育ちにくい場所でも使える方法です。

『洋風の木は寒さが心配。でも洋風の見た目にしたい』という方もいますよね。そんな時は、育てやすい定番の木を洋風に仕立てるという考え方もあるんです。

定番の木洋風に寄せるポイントひとこと
イヌツゲ・ツゲ四角くすっきり、玉やトピアリーに仕立てるヨーロッパの庭でも西洋ツゲが縁取りの定番
トキワマンサク赤葉の品種を選ぶ、四角く刈り込むベニバナトキワマンサクは赤〜ピンクの花
マサキ黄色い葉や白い斑の品種を選ぶオウゴンマサキ、ギンマサキがある
ベニカナメモチ赤い新芽を見せる四角い仕立て刈り込みで新芽が出直す
定番の木を洋風に寄せる手順
  1. 生垣の形を、角のある四角か、上が少し狭い台形にそろえる
  2. 白い斑・黄色・赤紫など、明るい葉色の品種を選ぶ
  3. 足元にレンガの縁取りや砂利を入れる
  4. 生垣の一部をウッドフェンスやアイアンのフェンスと組み合わせる

上を狭く下を広くした台形にすると、下の葉まで日が当たりやすいと一般に説明されています。洋風のすっきりした形を保つためにも、この形が役に立ちますよ。

定番の生垣の木を四角く刈り込み、足元にレンガと砂利を合わせて洋風に仕立てた様子を示した図解

フェンスと組み合わせる洋風の生垣

洋風の外構では、生垣とフェンスを組み合わせる方法もよく使われます。フェンスにハゴロモジャスミンなどのつる性の木を絡めれば、少ない場所でも緑の仕切りになります。

生垣と塀・フェンスを組み合わせた外構を考えているなら、外構業者に相談するのも一つの方法です。木の組み合わせの考え方はおしゃれな生垣のつくり方|樹種・形・組み合わせの考え方でも紹介しています。

洋風の生垣で気をつけたいこと

寒さ・蒸れ・乾燥と、植える場所の相性を見る

洋風の木には、オーストラリアや地中海沿岸、北米など、日本と気候の違う土地で育ってきたものが多くあります。寒さや蒸れに弱い木もあるので、場所との相性を先に確かめておきましょう。

『植えてから、冬に葉が傷んでしまった』とならないよう、弱点を先に知っておくのが大事なんです。

洋風の木でよくある失敗
  • 寒冷地や霜の当たる場所に、寒さにやや弱い木を植える
  • 水はけの悪い場所に、過湿・蒸れに弱い木を植える
  • 根が浅めのコニファーを、支柱なしで風の強い場所に植える
  • ローズマリーやコニファーを、葉のない古い枝まで深く切る

例えばウエストリンギアは霜や冷たい風で葉が傷むことがあり、レモンマートルも霜に当たると傷みやすい木です。寒い地域では、鉢で育てて冬は取り込むなど、使い方を変えて考えてみてください。

手間を減らしたい方向けの選び方は、手間のかからない洋風の生垣|育てやすい洋風の木で詳しく紹介しています。

業者に頼む時は「洋風に四角くすっきり刈り込みたい」「コニファーなので古い枝まで深く切らないでほしい」のように、仕上がりの希望を伝えておくと安心です。

高い所の刈り込みは脚立からの転落の危険があるので、手の届く高さまでを自分で、高い所は業者に任せましょう。生垣が高くなって手に負えない、長い生垣の刈り込みが大変な時は、剪定をまとめて相談できる窓口もあります。

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洋風の生垣でよくある相談

「目隠しになる洋風の木」「雪の降る地域」「後悔しない選び方」が多い

よく見かけるのは、目隠しになる高さの洋風の生垣のおすすめ、雪の降る地域でも育つ洋風の木、生垣にして後悔しやすい木の特徴、という相談です。

相談1:目隠しになる洋風の生垣のおすすめは?

『庭と道路の間を、洋風の生垣で目隠ししたい』という相談はよく見かけます。目隠しにするなら、上に伸びやすい木を選ぶのが基本です。

コニファーの上に伸びる品種や、上に伸びやすいオリーブの品種、刈り込みに強いシルバープリペットが候補になります。高さの決め方や密度の考え方は、目隠しの生垣の記事も参考にしてみてください。

相談2:雪の降る地域でも洋風の生垣はできる?

寒い地域や雪の降る地域では、寒さにやや弱いオーストラリア原産の木は避けた方が安心です。比較的寒さにも耐えるフェイジョアのような木から考えてみてください。

もう一つの方法は、寒さに強い定番の木を、四角い仕立てや足元の素材で洋風に寄せることです。ご近所で冬も元気な生垣を見ておくと、地域に合う木の目安になりますよ。

相談3:生垣にして後悔しやすいのはどんな木?

後悔の声で多いのは、思ったより早く大きくなった、虫がついた、落ち葉が多かった、というものです。生垣の手間として、剪定・落ち葉・虫・枝の張り出しはよく挙げられます。

洋風の木なら、成長の速さと、寒さ・蒸れへの強さを植える前に確かめておくと、後悔を減らせます。

よくある質問

洋風の生垣でおすすめの木はどれですか?

葉の色で選ぶのがおすすめです。銀色ならオリーブやウエストリンギア、白い斑ならシルバープリペット、黄金色ならサニーフォスター、赤紫ならドドナエアが候補です。場所の寒さや水はけとの相性も確かめてください。

和風の木を洋風の生垣にできますか?

できます。イヌツゲやツゲを四角くすっきり刈り込み、足元にレンガや砂利を合わせると、洋風の雰囲気に寄せられます。

洋風の生垣の剪定はいつがいいですか?

木によって違います。オリーブは早春(2〜3月が目安)、ローズマリーは春〜初夏の蒸れる前が目安です。コニファーやローズマリーは古い枝まで深く切らないようにしましょう。

洋風の生垣は日陰でも作れますか?

銀色の葉の木は日なたを好むものが多いです。半日陰ならシルバープリペット、日陰なら日陰に強いサルココッカのような低い常緑樹を考えてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 洋風の生垣は、葉の色・葉の形・仕立て方・足元の素材の4つで決まる
  • 4つのうち2つそろえるだけでも、洋風の雰囲気に近づく
  • おすすめの洋風の木は、葉の色と場所との相性で選ぶ
  • 定番の木も、四角い仕立てと足元の素材で洋風に寄せられる
  • 寒さ・蒸れに弱い洋風の木は、植える場所を先に確かめる
生垣ドットコム

生垣ドットコム 編集部

生垣(いけがき)の意味・役割から、目的別の木の選び方、トキワマンサク・マサキ・イヌマキなど樹種ごとの特徴、剪定の時期とやり方、植え方・費用・助成金の考え方までを、庭や道路沿いで迷わないように整理している情報サイトです。 公式サイト

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