生垣におすすめの安い木|費用を抑えて育てやすく作るコツ

生垣を安く作るための木の選び方と費用の考え方を解説する記事のアイキャッチ

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『生垣にしたいけれど、できるだけ安く済ませたい』と考えている方も多いですよね。

新築の外構で予算が限られていたり、塀の見積もりが思ったより高くて生垣を考え始めたりした方もいると思います。

結論から言うと、生垣におすすめの安い木を選ぶコツは、木の値段だけで決めず「苗代・植え付け・その後の手入れ」の3つの費用をまとめて考えることです。

この記事を読むと、費用を抑えやすい木の条件と、自分でやる範囲の決め方、見積もりで業者に聞くことが分かります。

目次

安い生垣は「木の値段」だけでは決まらない

先に結論

生垣の費用は、植える時だけでなく、植えた後の何年もの手入れにもかかります。植える時に安く済んでも、伸びが早くて刈り込みの回数が増えると、結果として手間も費用もかさむことがあるんです。

生垣(いけがき)は、木を列に植えて刈り込みで仕立てた垣根です。塀との違いや基本は生垣とは?読み方・塀との違いと役割で紹介しています。

『とにかく安い苗を探せばいい』と思いがちですよね。ただ、生垣は植えて終わりではなく、毎年の剪定(枝を切って形を整えること)と落ち葉の掃除がついて回ります。

例えば、同じ長さの生垣でも、年に何度も刈る木と、刈り込みの回数が少なくて済む木とでは、何年かたった時の手間がまるで違います。

「安い」の意味を3つに分けて考える

安さの種類どういうことか見落としやすい点
植える時に安い苗代と植え付けの費用が少ない小さい苗だと密になるまで時間がかかる
手入れが安い刈り込みの回数が少なくて済む伸びがゆっくりな木は密になるのも遅い
失敗しにくくて安い枯れたり植え直したりする手間が出にくい場所に合わない木は植え替えが必要になることも

3つの安さは、どれかを取るとどれかが下がる関係になりやすいです。だからこそ、自分の家で何を優先するかを先に決めておくのが大事なんです。

苗代・植え付け・その後の手入れ、どこで差がつく?

費用は3つに分けると比べやすい

生垣の費用は「苗代」「植え付け」「その後の手入れ」の3つに分けて考えると、どこを節約できて、どこは削らない方がいいかが見えてきます。

『見積もりの合計だけ見ても、高いのか安いのか分からない』という方は多いはずです。ここでは金額ではなく、差がつく理由を並べてみます。

生垣の費用を苗代・植え付け・その後の手入れの3つに分け、それぞれ何で差がつくかと節約の考え方を示した図解
費用の種類差がつく理由節約しやすいか節約の考え方
苗代樹種・苗の大きさ・本数しやすい苗の大きさと本数を、仕上がりまでの時間とのバランスで決める
植え付け長さ・土の状態・既存の塀や木の撤去一部はしやすい短い区間なら自分で植える選択肢もある
支柱・土づくり列を連結する支柱、土の入れ替え削りすぎない方がいい根づくまでの支えは省かない
その後の手入れ刈り込みの回数・高さ・落ち葉の量木選びで大きく変わる伸びがゆっくりな木・高さを抑えた生垣にする

費用の内訳の見方は生垣の費用の考え方|植栽と手入れの見積もりの内訳で詳しく紹介しています。

苗代:大きさと本数のバランスで決まる

苗の価格は、樹種や大きさ、時期で変わります。購入先で、同じ木の大きさ違いを比べてみてください。

小さい苗で始めると、密な生垣になるまで時間がかかります。『早く目隠しになってほしい』のか『時間がかかってもいい』のかで、選ぶ大きさが変わります。

植え付け:自分でやるか、頼むかで変わる

植え付けの費用は、生垣の長さや土の状態、今ある塀や木を撤去するかどうかで変わります。

植え付けは、常緑樹なら春や秋の穏やかな時期、落葉樹なら葉が落ちている時期が向くと一般に説明されています。植え方の手順は生垣の植え方|苗の間隔・時期と植え付けの手順で紹介しています。

長い生垣ほど「1本あたり」の差が大きくなる

道路に面した長い境界のように本数が多い生垣では、苗1本あたりのわずかな差でも、合計では大きな差になります。

一方で、手入れも長さの分だけかかります。長い生垣ほど、植える時の安さより、刈り込みが楽な木を選ぶ意味が大きくなるんです。

その後の手入れ:いちばん差がつくところ

実は、長い目で見ていちばん差がつくのは手入れです。伸びが早い木ほど刈り込みの回数が増え、業者に頼めばそのたびに費用がかかります。

高さも大事です。高い生垣ほど作業に時間がかかり、脚立での作業は転落の危険もあるので、手の届く高さにとどめておくと手入れの負担が軽くなります。

支柱と水やりは削らない

植えた後は、根づくまで水やりと支柱(竹などで列を連結する)を行うと一般に説明されています。ここを省いて苗が倒れたり枯れたりすると、植え直しで余計に費用がかかります。

費用を抑えやすいおすすめの木の条件

「丈夫・刈り込みに強い・伸びすぎない」がそろう木

費用を抑えたいなら、枯れにくく丈夫で、刈り込みに強く、伸びすぎない木が向いています。全部がそろう木は少ないので、どれを優先するかで選びます。

ここでは、生垣によく使われる木を、費用に関わる性質で分けてみます。木の性質は一般的な説明の範囲で、地域や育て方で変わることがあります。

木の例費用に関わる性質合う人気をつけること
マサキ潮風・排気ガスに強く、刈り込みにも強い丈夫な定番道路沿いに植えたいシャクトリムシの食害やうどんこ病が出ることがある
ネズミモチ(玉椿)丈夫で排気ガス・日陰にも耐え、刈り込みに強い日当たりが悪い場所もある伸びたら刈り込みで整える
アベリア丈夫で刈り込みに強く、強く切っても花が咲きやすい花も楽しみたい寒い地域では冬に葉を落とすことがある
ウバメガシ乾燥・潮風に強く、成長がゆっくりで形を保ちやすい手入れの回数を減らしたい密になるまで時間がかかる
イヌツゲ葉が小さく刈り込みに強い、日陰にもある程度耐える細かい葉で整えたいハマキムシ・カイガラムシがつくことがある
プリペット成長が早く刈り込みに強い早く形にしたい伸びが早いので年に複数回の刈り込みが目安

手入れの費用を抑えたいなら「ゆっくり育つ木」

刈り込みの回数を減らしたいなら、成長がゆっくりめの木が向きます。ウバメガシのように形を保ちやすい木は、手入れの手間が増えにくいです。

ただ、ゆっくり育つ木は、密な生垣になるまでにも時間がかかります。『すぐに目隠しが欲しい』という場所には、フェンスと組み合わせる方法もあります。

早く形にしたいなら「成長が早い木」

プリペットやレイランディー、シマトネリコのように成長が早い木は、早く形になる反面、刈り込みの回数が増えます。

特にレイランディーやシマトネリコは、放っておくと大きくなる木です。高さを決めて定期的に切り戻せるかを、植える前に考えておきましょう。

成長が早い木のよさ
  • 早く生垣の形になる
  • 刈り込みに強い木が多い
  • すき間が埋まりやすい
成長が早い木の注意
  • 刈り込みの回数が増える
  • 放っておくと高くなりやすい
  • 業者に頼むと手入れ費が積み重なる

場所に合う木を選ぶのも節約になる

『安い木を選んだのに、すぐ弱ってしまった』というのは避けたいですよね。植え直しがいちばんの無駄になるので、場所に合う木を選ぶこと自体が節約になります。

植える場所選びやすい木の例理由
道路沿い・車の通りが多いマサキ、シャリンバイ排気ガスに強い
海に近い・潮風が当たるウバメガシ、トベラ、マサキ潮風に強い
建物の北側など日陰ネズミモチ、アオキ日陰にも耐える
寒い地域イチイ寒さに強い

例えば、海の近くで潮風に弱い木を選ぶと、葉が傷んで植え替えが必要になることもあります。木の値段より、その場所で元気に育つかを先に見ておきましょう。

アオキは葉が大きいので、刈り込みばさみで面を刈るより、伸びた枝を付け根から間引く剪定が向いています。仕立て方まで考えて選ぶと、後から困りにくいです。

木の選び方を目的別に知りたい方は生垣におすすめの木|目的別の選び方と樹種の早見表もどうぞ。

自分でやる範囲と、頼む範囲の決め方

「安全にできること」だけ自分でやる

費用を抑えるために自分でやるのは、手の届く範囲の作業までにしておきましょう。高い所や長い生垣の刈り込み、既存の塀の撤去は、無理をせず業者に頼む方が結果的に安く済むこともあります。

『全部自分でやれば、いちばん安いのでは?』と思いますよね。たしかに短い区間なら、自分で植えて自分で刈ることもできます。

ただ、作業の失敗で苗が枯れたり、けがをしたりすると、かえって高くつきます。次の表で、自分でやるか頼むかの目安を見てみてください。

生垣づくりの作業を、自分でやりやすい作業と業者に頼んだ方がいい作業に分けて示した図解
作業自分でやりやすい場合頼んだ方がいい場合
苗の植え付け短い区間で、土がやわらかい長い区間・土が固い・既存の木がある
支柱立て低い苗で本数が少ない背の高い苗・風が強い場所
刈り込み手の届く高さ脚立が必要な高さ・長い生垣
塀の撤去自分ではしないブロック塀の撤去は業者へ

電動バリカン(ヘッジトリマー)を使う時は、取扱説明書に従い、手袋と保護めがねを使いましょう。

自分で植える時の段取り
  1. 植える場所の長さと日当たりを確かめる
  2. その場所に合う木を選び、苗の大きさと本数を購入先と相談する
  3. 植え付けに向く時期に植える
  4. 支柱で列を連結し、根づくまで水やりを続ける

よくある相談:安くて手間のかからない生垣にしたい

相談が多いのは「安さと手間の両立」「塀との比較」

生垣を安く作りたい人の相談は、手間がかからずに値段も安い木はどれか、塀と比べてどちらがいいか、の2つに集まっています。

相談1:手がかからず、値段も安い木を教えてほしい

手入れが楽で、できるだけ値段が安い木を知りたいという相談は、とても多く読まれています。

答えとしては、手間と値段の両方がいちばん、という木を1つに決めるのは難しいです。値段は苗の大きさや時期で変わり、手間は場所や高さで変わるからです。

そのうえで考えるなら、丈夫で刈り込みに強く、伸びすぎない木から選ぶのが近道です。例えば、道路沿いで潮風や排気ガスが気になる場所ならマサキ、手入れの回数を減らしたいならウバメガシ、という選び方があります。

相談2:塀だと高いので、生垣の方が安く済む?

隣家との仕切りに塀を考えたら見積もりが高く、生垣に切り替えようか迷っているという相談です。

生垣と塀のどちらが安いかは、長さや工事の内容、植えた後の手入れで変わります。生垣は植える時の費用に加えて、毎年の剪定がかかる点も入れて比べておきましょう。

どちらにするかの考え方は生垣と塀はどちらがいい?ブロック塀との比べ方で詳しく紹介しています。

相談3:細い木を並べて、狭い場所に安く目隠しを作りたい

スカイペンシルで生垣を作ろうと考えていて、うまくいくか知りたいという相談も、とても多く読まれています。

スカイペンシルはイヌツゲの園芸品種で、枝が上に伸びて細い円柱形にまとまります。狭い場所の目隠しやアクセントに向き、刈り込みにも強い木です。

ただ、細くまとまる分、木と木の間にすき間ができやすい点は知っておきましょう。植える本数や並べ方は、購入先や施工業者に相談して決めるのがおすすめです。

見積もりを比べる時に聞くこと・業者に伝えること

安く頼むコツは「条件をそろえて比べる」こと

業者に頼む時は、何社かの見積もりを同じ条件で比べると、高いか安いかが分かりやすくなります。そのためには、こちらの希望を最初に整理して伝えることが大切です。

『見積もりを取っても、どこを比べればいいか分からない』という方も多いですよね。まずは伝えることをそろえておきましょう。

業者に伝えること

相談の前に決めておくこと
  • 生垣にしたい場所と、おおよその長さ
  • 目的(仕切り・目隠し・防風など)と、仕上がりの高さ
  • 植えたい木の候補、または「手入れが楽な木」などの希望
  • 既存の塀や木を撤去するかどうか
  • 植えた後の手入れを自分でするか、頼むか

伝え方の例は、こんな感じです。

「道路に面した境界に、腰より少し高い生垣を作りたいです。手入れはなるべく少なくしたいので、伸びすぎない木を提案してほしいです」

見積もりで聞いておきたいこと

聞くこと聞く理由
苗の樹種・大きさ・本数同じ条件で比べるため
支柱や土づくりが含まれているか後から追加になるのを防ぐため
既存の塀や木の撤去・処分が含まれているか撤去費が別になっていることがある
植えた後に枯れた時の対応植え直しの費用を見込むため
植えた後の水やり・手入れの段取り根づくまで誰が見るかを決めるため

見積もりの合計だけでなく、何が含まれているかをそろえて比べると、本当に安い見積もりが分かります。

ほかより安い見積もりが出た時に確かめること

『この業者だけ安いけれど、大丈夫かな?』と気になることもありますよね。安いこと自体は悪くありませんが、何が含まれていないかを確かめておくと安心です。

例えば、苗が小さめだったり、支柱や撤去・処分が別になっていたりすると、合計が安く見えることがあります。気になったら、こう聞いてみてください。

「ほかの見積もりと比べたいので、苗の大きさと、支柱・処分費が含まれているかを教えてください」

助成金が使えるか先に調べる

生垣をつくる費用や、ブロック塀を撤去して生垣にする費用を助成している自治体があります。有無・金額・条件は自治体ごとに違い、年度でも変わるので、お住まいの市区町村に確認してみてください。

例えば、東京都北区の「生垣造成助成」では、北区の例(2026年10月確認)として、生垣造成1メートルあたり8,000円(みどりのモデル地区等区域内は12,000円)、ブロック塀等撤去1メートルあたり5,000円、いずれも40メートルが限度です。

着工してからでは間に合わないことがある

北区の例では、工事着工前に連絡が必要で、着工後の申請は対象になりません。着工前の申請が条件の自治体が多いので、業者と契約する前に調べておきましょう。詳しくは北区の生垣造成助成のページで確かめられます。

助成金の探し方は生垣の助成金|自治体の緑化助成とブロック塀からの切り替えで詳しく紹介しています。

次の一歩:外構の見積もりをまとめて比べる

生垣と塀・フェンスのどちらにするか迷っている時や、ブロック塀から生垣への切り替えを考えている時は、外構工事の見積もりを比べてみるのが近道です。

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現地調査・工事プラン・見積もりは無料で、断りたい時は断りの連絡を代行してくれます。生垣の植栽そのものに対応しているかは、相談する時に伝えて確認しておきましょう。

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工事の内容・費用は業者と敷地の状態によって異なります。生垣の植栽の対応可否は相談時に確認してください。

業者に頼む時の流れは生垣づくりを外構業者に頼む|相談の流れと見積もりの比べ方で紹介しています。

よくある質問

生垣におすすめの安い木はどれですか?

値段は苗の大きさや時期で変わるので、1つに決めるのは難しいです。費用を抑えたいなら、丈夫で刈り込みに強く、伸びすぎない木から、植える場所に合うものを選ぶのがおすすめです。

小さい苗で植えれば安く済みますか?

苗代は抑えやすくなりますが、密な生垣になるまで時間がかかります。早く目隠しが必要な場所では、フェンスと組み合わせる方法も考えてみてください。

生垣はブロック塀より安いですか?

長さや工事の内容、植えた後の手入れで変わります。生垣は毎年の剪定もかかるので、植える時の費用と手入れの費用を合わせて比べましょう。

安く済ませるために、苗をまばらに植えてもいいですか?

本数を減らすと苗代は抑えられますが、すき間が埋まるまで時間がかかります。苗の間隔は樹種や苗の大きさ、仕上がりの高さで変わるので、購入先や施工業者に確かめてから決めましょう。

突然訪ねてきた業者に植木の工事を勧められました。

突然訪問して庭木の工事を勧め、高額な契約をさせるといったトラブルが知られています。訪問販売で契約した場合は、契約書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができることがあり、困ったら消費者ホットライン(188)へ相談できます。

まとめ

この記事の要点
  • 安い生垣は「苗代・植え付け・その後の手入れ」の3つの費用で考える
  • 長い目で見て差がつくのは手入れ。伸びすぎない木と、手の届く高さが節約につながる
  • 支柱と水やりは削らない。枯れて植え直すと余計にかかる
  • 自分でやるのは安全にできる範囲まで。高い所や塀の撤去は業者へ
  • 見積もりは条件をそろえて比べ、助成金は着工前に調べる
生垣ドットコム

生垣ドットコム 編集部

生垣(いけがき)の意味・役割から、目的別の木の選び方、トキワマンサク・マサキ・イヌマキなど樹種ごとの特徴、剪定の時期とやり方、植え方・費用・助成金の考え方までを、庭や道路沿いで迷わないように整理している情報サイトです。 公式サイト

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