生垣づくりを外構業者に頼む|相談の流れと見積もりの比べ方

生垣を外構業者に頼む時の相談の流れと見積もりの比べ方を解説する記事のアイキャッチ

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『新築の外構で生垣を入れたいけれど、どこに頼めばいいの?』『業者に相談する前に、何を決めておけばいい?』と迷っている方も多いですよね。

結論から言うと、生垣を外構工事として頼む時は、長さ・高さ・樹種の好み・塀やフェンスとの組み合わせの4つを先にメモしておくと話が早く進みます。見積もりは、その4つをそろえて比べるのがコツです。

この記事を読むと、相談前に決めておくこと、外構業者への相談の流れ、見積もりの比べ方が分かります。

目次

生垣の外構工事は誰に頼む?

先に結論

生垣だけを植えるなら植木や造園の業者、塀やフェンス・門まわりと一緒に作るなら外構業者にまとめて相談する、と考えると分かりやすいです。どちらに頼むかは、工事の範囲で決まります。

『外構業者と植木屋さん、どっちに聞けばいいの?』と迷いますよね。生垣(樹木を列に植えて仕立てた垣根)は、植物でありながら、敷地を囲う外構の一部でもあるんです。

工事の範囲相談しやすい先ポイント
生垣を植えるだけ植木・造園の業者樹種や植え付け、その後の剪定の相談がしやすい
生垣とフェンス・塀を一緒に外構業者境界まわりをまとめて計画できる
ブロック塀を撤去して生垣に外構業者撤去と植栽を一度に段取りしやすい
門・アプローチ・駐車場も含む新築外構外構業者全体の配置の中で生垣の場所を決められる

生垣の基本は生垣とは?読み方・塀との違いと役割で紹介しています。

外構業者に頼むよい所

外構業者に頼むよい所は、境界まわりを1つの計画として考えられることです。例えば、道路側は生垣、隣家側はフェンス、といった組み合わせを一度に決められます。

一方で、生垣の植栽そのものをどこまで扱っているかは業者によって違います。最初の相談で「生垣も一緒にお願いしたい」と伝えて、対応できるか確かめておきましょう。

逆に、植木・造園の業者に生垣だけを頼み、フェンスは別の業者に頼む方法もあります。その場合は、境界のどこまでを誰が工事するのか、日程の順番をどうするのかを、両方の業者に伝えておくと行き違いを防げます。

植えたあとの剪定も考えておく

生垣は植えて終わりではなく、毎年の剪定(枝を切って形を整えること)が続きます。植えたあとの手入れを誰に頼むかも、相談の時に聞いておくと安心です。

相談前に決めておくことのメモ表

4つの項目をメモにしておく

相談の前に、長さ・高さ・樹種の好み・塀やフェンスとの組み合わせの4つを決めておくと、業者ごとの提案を比べやすくなります。全部決めきれなくても、「迷っている」と書いておけば十分です。

『何も決めずに相談してもいいの?』と思う方も多いはずです。相談はできますが、条件がばらばらだと、業者ごとに違う前提で見積もりが出てきてしまうんです。

生垣の外構を相談する前に決めておく、長さ・高さ・樹種の好み・塀やフェンスとの組み合わせのメモ表を示した図解
項目メモしておくこと書き方の例
長さ生垣にしたい所のおおよその長さ道路側の一辺だけ、など
高さ仕上げたい高さ腰の高さ・目線が隠れる高さ
樹種の好み常緑か、花が咲くか、葉の色、和風か洋風か一年中緑で、手入れが少なめがいい
組み合わせ塀・フェンス・ブロックとどう組み合わせるか低いブロックの上に生垣、など
目的目隠し・防犯・景観・境界の目印道路からリビングを隠したい
手入れ自分で剪定するか、業者に頼むか年に1回は業者に頼みたい
メモの書き方の例

「道路側の一辺を生垣にしたい。高さはリビングの窓が道路から見えない程度。一年中緑で、手入れは年に1回業者に頼みたい。隣家側は既存のフェンスのまま」。このくらいの文章で十分伝わります。

高さは「何を隠したいか」で決める

高さは、生垣で何を隠したいかから考えると決めやすいです。例えば、道路から庭の地面が見えなければいいのか、リビングの窓まで隠したいのかで変わります。

高い生垣ほど、剪定の手間は大きくなります。目線より高い所の刈り込みは脚立が要るので、自分で手入れするつもりなら、手の届く高さに抑えるのも1つの考え方です。

目隠しの高さと樹種の選び方は目隠しの生垣|高さ・密度で選ぶ木とつくり方で紹介しています。

樹種は「向く場所」から選ぶ

樹種は、見た目の好みに加えて、植える場所の条件で選ぶのがおすすめです。業者に伝える時も、場所の条件を一緒に伝えると提案が具体的になります。

場所の条件候補に挙がりやすい木の例
一年中目隠ししたいトキワマンサク、マサキ、シラカシなどの常緑樹
潮風が当たるイヌマキ、ウバメガシ、トベラ、シャリンバイなど
日陰が多いアオキ、カクレミノ、ヒイラギナンテンなど
洋風の外観に合わせたいシルバープリペット、コニファーなど
防犯を意識したいヒイラギ、カラタチなどトゲのある木
樹種の好みを伝える時のメモ
  • 一年中緑がいいか、冬は葉が落ちてもいいか
  • 花や赤い新芽など、季節の変化がほしいか
  • 和風・洋風など、家の外観に合わせたいか
  • トゲのある木を避けたいか(子どもやペットがいるか)
  • 剪定の回数は少ない方がいいか

生垣と塀・フェンスの組み合わせ方

場所ごとに、生垣と塀・フェンスを使い分ける

敷地のまわりを全部生垣にする必要はありません。道路側・隣家側・駐車場まわりなど、場所ごとに向くものを選ぶと、手入れと見た目のバランスがとりやすくなります。

『生垣とブロック塀、どっちがいいんだろう』と迷いますよね。どちらか一方に決めるより、組み合わせて考える方がうまくいくことも多いんです。

組み合わせ向いている場面気をつけたいこと
生垣だけ緑で圧迫感をなくしたい植えてから密になるまで時間がかかる
低いブロックの上に生垣土留めが要る所、境界をはっきりさせたいブロックの高さと植える幅
フェンスと生垣を並べる早く目隠ししたい所生垣が育つとフェンスとの間の手入れがしにくい
道路側は生垣、隣家側はフェンス道路側は緑、隣家側は手入れを減らしたい境界ごとに業者と話をそろえる
生垣のよい所
  • 緑で圧迫感が少ない
  • 地震で倒れて道をふさぐ心配がブロック塀より少ない
  • 夏の照り返しをやわらげる
生垣で気をつけること
  • 毎年の剪定と落ち葉の掃除が要る
  • 植えてから密になるまで時間がかかる
  • 枝が道路や隣地へ張り出すことがある

塀と生垣の比べ方は生垣と塀はどちらがいい?ブロック塀との比べ方でくわしく紹介しています。

道路沿いは見通しにも気をつける

道路に面した生垣は、育つと歩道や車道へ枝が張り出しやすくなります。張り出した枝は、歩く人や車の通行、見通しのじゃまになるので、所有者が手入れするよう多くの自治体が呼びかけています。

特に、駐車場の出入り口や角地の近くは、生垣が高くなると車の出入りの時に見通しが悪くなりがちです。こうした所は低い生垣やフェンスにする、という考え方もあります。

道路沿いの注意点は道路沿いの生垣|枝の張り出しと見通しで気をつけることで紹介しています。

ブロック塀を作る・残す時の決まり

ブロック塀と組み合わせる時は、塀の決まりも知っておきましょう。補強コンクリートブロック造の塀は、高さが地盤から2.2m以下、厚さ10cm以上(高さ2m超2.2m以下なら15cm以上)などの決まりがあります。

高さ1.2m超の場合は、長さ3.4m以下ごとに控え壁が要るとされています。今あるブロック塀を残す時は、国土交通省のブロック塀の点検のチェックポイントで状態を見てみてください。

外構業者への相談の流れ

相談、現地調査、プランと見積もり、契約の順

多くの場合、問い合わせのあとに現地を見てもらい、プランと見積もりを受け取ってから依頼するか決める流れになります。焦って契約せず、複数の見積もりを比べてから決めましょう。

『いきなり契約を迫られたらどうしよう』と不安な方もいますよね。一般的な流れを知っておくと、落ち着いて進められます。

生垣の外構を業者に頼む流れ
  1. メモ表(長さ・高さ・樹種の好み・組み合わせ)を作る
  2. 外構業者に問い合わせ、生垣も含めて相談したいと伝える
  3. 現地を見てもらい、敷地の条件と希望をすり合わせる
  4. プランと見積もりを受け取る
  5. 複数の見積もりを、条件をそろえて比べる
  6. 内容に納得してから契約し、工事の日程を決める
外構業者に生垣を相談する流れを、メモ作り・問い合わせ・現地調査・プランと見積もり・比較・契約の順に示した図解

自治体の助成を使うなら、相談の最初に伝える

生垣づくりやブロック塀の撤去を助成している自治体があります。助成を使うなら、工事を始める前の申請が条件のことが多いので、相談の最初に業者へ伝えておきましょう。

北区の例(2026年10月確認)では、工事着工前に連絡が必要で、着工後の申請は対象になりません。くわしくは生垣の助成金|自治体の緑化助成とブロック塀からの切り替えで紹介しています。

現地調査の時に一緒に見てもらうこと

現地調査は、図面だけでは分からないことを確かめる大事な機会です。次の項目を一緒に見てもらうと、あとの「こんなはずじゃなかった」を減らせます。

現地調査で一緒に確かめること
  • 境界の目印の位置と、どこから内側に植えるか
  • 道路や隣地へ枝がはみ出さない植え方になっているか
  • 日当たりや水はけの様子
  • 生垣の裏側を手入れできる幅があるか
  • 配管やますの位置と、植える場所が重ならないか

生垣の外構でよくある相談

多いのは「予算」「塀との違い」「業者の提案の見方」

生垣の外構の相談で多いのは、予算が限られている時の考え方、塀と生垣の違い、業者が提案した樹種が合っているかの3つです。よくある相談の形にして考え方をお答えします。

相談1:新築で外構の予算が少ない。生垣で囲うのはあり?

『建物に予算を使って、外構にはあまりお金をかけられない』という相談です。新築の時は、外構が後回しになりがちですよね。

生垣で囲う場合、作る時の費用に加えて、そのあとの剪定の手間も続きます。作る時だけで比べず、手入れまで含めて考えてみてください。

例えば、目隠しが急ぎの所だけ先に作り、ほかの場所はあとから少しずつ生垣を足していく、という分け方もあります。外構業者には「予算はこのくらいで、優先したいのはここ」と伝えると、提案を絞ってもらいやすいです。

生垣にかかる費用の内訳は生垣の費用の考え方|植栽と手入れの見積もりの内訳で紹介しています。

相談2:生垣とコンクリートの塀、それぞれどう違う?

『生垣にするか、塀にするかで家族の意見が分かれている』という相談もあります。

生垣は緑でやわらかい印象になり、地震で倒れて道をふさぐ心配がブロック塀より少ないとされます。一方で、毎年の剪定や落ち葉の掃除が必要で、植えてから密になるまで時間がかかります。

「手入れが大変なのは嫌だな」

「それなら、手入れのしやすい側だけ生垣にして、残りはフェンスにするのはどう?」

こんなふうに、場所ごとに分けて考えると、家族の意見もまとまりやすくなります。

相談3:業者が提案した樹種が、うちに合っているか分からない

『業者の設計で、コニファーのエレガンテシマを生垣に使うと提案されたけれど、大丈夫?』という相談です。

エレガンテシマはコノテガシワの園芸品種で、黄金色の葉の円すい形にまとまる木です。コノテガシワの仲間は、古い枝まで深く切ると芽が出にくいとされます。

提案された樹種が合うか迷ったら、次のように聞いてみてください。

業者に聞くこと聞く理由
この木を選んだ理由は何ですか?場所の条件に合わせた提案か分かる
剪定はいつ、年に何回くらい要りますか?自分で手入れできるか考えられる
深く切ってもまた芽が出る木ですか?大きくなりすぎた時の戻し方が分かる
ほかの候補はありますか?比べて選べる

樹種ごとの特徴は生垣におすすめの木|目的別の選び方と樹種の早見表でも紹介しています。

生垣の外構の見積もりの比べ方

条件をそろえて、項目ごとに並べる

見積もりは合計金額だけで比べず、樹種・本数・苗の大きさ・塀やフェンスの工事・処分などの項目ごとに並べて比べましょう。条件がそろうと、金額の差の理由も見えてきます。

『見積もりの金額がばらばらで、どれがいいのか分からない』という方も多いですよね。まずは、見積もりの中身を同じ表に書き写してみてください。

比べる項目見ておきたいこと
樹種と苗の大きさ植える時の高さ、本数、どんな木か
植え付けの内容土の入れ替え、支柱、植えたあとの水やりの説明
塀・フェンスの工事種類、長さ、高さ、基礎の有無
撤去と処分古い塀や木の撤去、処分が含まれるか
植えたあと枯れた時の扱い、剪定の相談ができるか
工期植え付けに向く時期に合わせられるか

例えば、こんな違いが出ることがある

同じメモ表を渡しても、業者によって提案の中身が違うことはよくあります。例えば、次のような違いです。

比べる所提案Aの例提案Bの例
苗大きめの苗で本数を少なめに小さめの苗で本数を多めに
組み合わせ全部を生垣にする道路側だけ生垣、隣家側はフェンス
植えたあと剪定の相談は別に頼む植えたあとの手入れの相談にも乗る

どちらがよいかは、早く目隠ししたいか、手入れを減らしたいかで変わります。金額の差だけで決めず、自分のメモ表の優先順位と照らし合わせてみてください。

見積もりで聞く質問リスト

見積もりを受け取ったら、次の質問で中身を確かめてみてください。

見積もりで聞くこと
  • 苗の高さと本数は、どのくらいの密さで植える計画ですか
  • 土の入れ替えや、がれきの撤去は含まれていますか
  • 支柱はどんな組み方ですか
  • 植えたあと枯れた時は、相談できますか
  • 追加の費用が出るのはどんな時ですか
  • 助成を使う場合、申請が済むまで着工を待ってもらえますか
突然の訪問営業には落ち着いて

突然家に来て、庭木や外構の工事を勧める訪問販売のトラブルには注意が呼びかけられています。訪問販売で契約した場合、契約書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができることがあります。困った時は消費者ホットライン(局番なし188)に相談できます。

訪問販売の注意点は、消費者庁や国民生活センターの案内も見てみてください。

次の一歩:生垣と外構の見積もりをまとめて比べたい時は

自分で何社も探して、同じ条件で見積もりを頼むのは大変ですよね。そんな時は、外構業者の見積もりを比べられるサービスを使う方法もあります。

外構・エクステリア比較プロは、外構・エクステリア工事の業者を一括で比較できるサービスです。条件を入力すると、独自の審査をクリアした業者を最大4社紹介してくれます。

現地調査・工事プラン・見積もりは無料で、断りたい場合は断りの連絡を代行してくれます。門扉・塀・フェンス・アプローチなどの工事を掲げていて、生垣の植栽そのものに対応できるかは、相談の時に伝えて確かめてみてください。

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見積もり無料外構工事の見積もりを比べる

工事の内容・費用は業者と敷地の状態によって異なります。生垣の植栽の対応可否は相談時に確認してください。

植え付けの手順を知っておくと、業者の説明も分かりやすくなります。生垣の植え方|苗の間隔・時期と植え付けの手順も参考にしてみてください。

よくある質問

生垣の外構は、外構業者と植木の業者のどちらに頼めばいいですか?

生垣だけなら植木・造園の業者、塀やフェンス・門まわりと一緒に作るなら外構業者にまとめて相談すると段取りがしやすいです。外構業者に頼む時は、生垣の植栽に対応できるかを最初に確かめましょう。

生垣の業者に相談する前に、何を決めておけばいいですか?

長さ・高さ・樹種の好み・塀やフェンスとの組み合わせの4つをメモしておくと話が早く進みます。決めきれない所は「迷っている」と書いておけば十分です。

見積もりは何社くらいから取ればいいですか?

決まった数はありませんが、複数の見積もりを同じ条件で比べると、金額の差の理由が見えやすくなります。合計金額だけでなく、項目ごとに並べて比べてみてください。

生垣の外構工事に助成は使えますか?

生垣づくりやブロック塀の撤去を助成している自治体があります。有無や条件は自治体ごとに違い、着工前の申請が条件のことが多いので、契約の前にお住まいの市区町村に確かめましょう。

植えたあとの剪定も、同じ業者に頼めますか?

業者によって違います。植えたあとの手入れを誰に頼むかは、見積もりの段階で聞いておくと安心です。

まとめ

この記事の要点
  • 生垣だけなら植木・造園の業者、塀やフェンスと一緒なら外構業者にまとめて相談する
  • 相談前に長さ・高さ・樹種の好み・組み合わせの4つをメモしておく
  • 敷地のまわりは、場所ごとに生垣と塀・フェンスを使い分けると手入れと見た目のバランスがとりやすい
  • 助成を使うなら相談の最初に伝え、着工前に申請する
  • 見積もりは合計金額でなく、項目ごとに並べて比べる
生垣ドットコム

生垣ドットコム 編集部

生垣(いけがき)の意味・役割から、目的別の木の選び方、トキワマンサク・マサキ・イヌマキなど樹種ごとの特徴、剪定の時期とやり方、植え方・費用・助成金の考え方までを、庭や道路沿いで迷わないように整理している情報サイトです。 公式サイト

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