コニファーの生垣|品種の選び方とブルーアイスの特徴

コニファーの生垣の品種の選び方とブルーアイスの特徴を解説する記事のアイキャッチ

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『洋風の家に合う目隠しがほしい。コニファーの生垣ってどうなんだろう?』と気になっている方も多いですよね。

円すい形の木がすっと並ぶ姿は、ほかの生垣とは違うすっきりした印象があります。

結論から言うと、コニファーの生垣は、上に伸びる品種を選んで列に植え、伸びた先を軽く整えていくのが基本です。古い枝まで深く切ると芽が出にくいので、「切って小さくする」より「大きくしすぎない」考え方が合います。

この記事を読むと、コニファーの選び方とブルーアイスの特徴、向く場所と手入れの流れが分かります。

目次

コニファーの生垣ってどんなもの?

先に結論

コニファーは、観賞用の針葉樹の園芸品種をまとめた呼び方です。形も葉の色もさまざまで、生垣や目隠しには上に伸びる品種を列に植えて使います。

生垣(いけがき)は、木を列に植えて刈り込みで仕立てた垣根のことです。生垣そのものの基本は生垣とは?読み方・塀との違いと役割で紹介しています。

『コニファーという名前の木があるの?』と思う方もいますよね。実は、コニファーは一つの木の名前ではなく、たくさんの品種をまとめた呼び方なんです。

だから、コニファーの生垣と言っても、どの品種を選ぶかで見た目も手入れも変わってきます。

銀青色の葉のブルーアイスを並べたコニファーの生垣を近くから写した写真

形と葉の色で見るコニファー

コニファーは、形と葉の色の組み合わせで選ぶと分かりやすいです。

見るところ主なタイプ生垣での使い方
形上に伸びる円すい形目隠しの生垣の主役
形細い円柱形狭い場所の目隠し・アクセント
形横に広がる形生垣より、足元の植え込み向き
葉の色緑落ち着いた印象。どんな外壁にも合わせやすい
葉の色黄金明るい印象。緑の木と並べるとアクセントになる
葉の色青みがかった銀色洋風の家で目を引く。ブルーアイスがこのタイプ

生垣にするなら、まずは「上に伸びる形」を選ぶのが順番です。横に広がるタイプを並べても、目隠しの高さは出にくいんです。

生垣にした時のよさと、気をつけたいこと

くらべる点コニファーの生垣のよさ気をつけたいこと
見た目洋風の庭によく合う、すっきりした樹形1本が欠けると列の中で目立つ
葉常緑で、冬も緑や葉色が残る風通しが悪いと内側の葉が茶色くなりやすい
葉色緑・黄金・銀青と選べる色の違う品種を混ぜると、まだらに見えることも
剪定伸びた先を軽く整えれば形を保ちやすい古い枝まで深く切ると芽が出にくい

針葉樹の生垣全体の特徴は針葉樹の生垣|マキ類・コニファーの特徴と選び方でも紹介しています。

生垣に向くコニファーの選び方

先に結論

コニファー生垣の品種は、植える場所の幅、ほしい目隠しの高さ、葉の色の3つで選びます。迷ったら、近い仲間の木と並べて比べると決めやすくなります。

『種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からない』という声はとても多いです。品種名から探すより、条件から絞るほうが迷いません。

コニファーの生垣を選ぶ時の3つの基準として、植える場所の幅・目隠しの高さ・葉の色を並べた図解
選ぶ前に決めておくこと
  • 植える場所の幅が広いか、狭いかを測っておく
  • 目隠しをしたい高さを、手の届く範囲で決める
  • 外壁や門の色に合う葉の色を考える
  • 高くなった時に、自分で手入れを続けられるかを考える
  • 風通しと日当たりのよい場所かを見ておく

似た木と迷ったら

コニファーと一緒に検討されやすいのが、レイランディー、スカイペンシル、コノテガシワです。

くらべる点上に伸びるコニファーレイランディースカイペンシルコノテガシワ
どんな木観賞用の針葉樹の品種ヒノキ科の常緑針葉樹イヌツゲの園芸品種ヒノキ科の常緑針葉樹
形円すい形・円柱形など刈り込みで形を作る細い円柱形にまとまる品種で円すい形や丸い形
伸び方品種による成長がとても早い枝が上に伸びる品種による
剪定伸びた先を軽く整える高さを決めて定期的に刈り込む刈り込みに強い古い枝まで深く切ると芽が出にくい
向く場面洋風の目隠し早く目隠しを作りたい狭い場所の目隠し黄金色の葉で明るくしたい

『スカイペンシルもコニファーの仲間?』と思われがちですよね。実は、スカイペンシルはイヌツゲの園芸品種で、針葉樹ではありません。

見た目が細い円柱形なので、コニファーと並べて選ばれることが多いんです。

早く目隠しを作りたい方はレイランディーの生垣|成長の早い針葉樹の目隠し、狭い場所に植えたい方はスカイペンシルの生垣|細い樹形で作る省スペースの目隠しで詳しく紹介しています。

コノテガシワには、黄金色の葉で円すい形になるエレガンテシマや、丸くまとまるセンジュといった品種があります。詳しくはコノテガシワの生垣|立ち性の針葉樹の特徴で紹介しています。

葉の色を混ぜる時のこと

『緑と黄金と銀青を交互に植えたら楽しそう』と考える方もいますよね。

ただ、色の違う品種を1本ずつ交互に植えると、生垣の面がまだらに見えることもあります。色を変えるなら、門のまわりだけ、角だけ、と場所でまとめるほうがすっきり見えやすいです。

例えば、長い列は緑の品種でそろえ、玄関の近くだけ銀青のブルーアイスにする、といった使い方です。

和風の家なら、どう考える?

『コニファーは洋風のイメージだけど、和風の家にも合う?』と迷う方もいますよね。

円すい形や銀青色の葉は、どうしても洋風の印象が強くなります。和の雰囲気に寄せたいなら、昔から生垣に使われてきた針葉樹も比べてみてください。

木特徴生垣での考え方
ヒノキ本来は大きくなる高木庭木ではチャボヒバ・オウゴンヒノキなどの園芸品種が扱いやすい
サワラヒノキに似た針葉樹刈り込みに耐え、ヒヨクヒバなどの品種もある
イチイ寒さに強い針葉樹成長はゆっくりで刈り込みに強い。実や葉は口に入れない

イチイの種子や葉には毒があるので、子どもやペットが口に入れないよう気をつけておきましょう。和の庭に合う生垣は和風の生垣|和の庭に合う木と刈り込みの形で紹介しています。

ブルーアイスの生垣の特徴と気をつけること

先に結論

ブルーアイスは、アリゾナイトスギ系の品種で、銀青色の葉が特徴です。乾燥を好んで過湿に弱く、根が浅めで風で傾きやすいことがあるので、植える場所と支柱がポイントになります。

コニファーの中でも、ブルーアイスの生垣は特に人気がありますよね。銀青色の葉は、白い外壁や黒いフェンスとの相性がよく、洋風の庭がぐっと引き締まります。

ただ、見た目の印象だけで選ぶと、あとで困ることもあるんです。

ブルーアイスのよさ
  • 銀青色の葉で、洋風の庭で目を引く
  • 一年中葉が残り、色を楽しめる
  • 乾燥を好み、水はけのよい場所に合う
  • 緑の木と組み合わせるとアクセントになる
ブルーアイスで気をつけたいこと
  • 過湿に弱く、水がたまる場所は苦手
  • 根が浅めで、風で傾きやすいことがある
  • 古い枝まで深く切ると芽が出にくい
  • 風通しが悪いと内側の葉が茶色くなりやすい

支柱はブルーアイスの生垣の命綱

ここが、ブルーアイスを生垣にする時にいちばん大事なところです。

根が浅めなので、強い風を受けると傾くことがあります。列に植えた木が1本だけ傾くと、生垣全体の見た目が崩れてしまうんです。

植えたら、竹などの支柱で列をつないで支えておきましょう。風の強い日のあとは、支柱のひもがゆるんでいないか、木が傾いていないかを見ておくと安心です。

よくある失敗

水はけの悪い場所にブルーアイスを植え、根が湿ったままで元気がなくなる、という失敗はよくあります。もう一つは、支柱を外すのが早すぎて、風で傾いてしまうケースです。

ブルーアイスが合う人・合わない人

こんな人には合うこんな人には合いにくい
水はけのよい日なたに植えられる水がたまりやすい庭に植えたい
銀青色の葉で洋風の雰囲気を出したい和風の庭になじませたい
支柱の点検を続けられる植えたら放っておきたい
伸びた先を少しずつ整えられる大きくなってから一気に小さくしたい

コニファーの生垣が向く場所・向かない場所

先に結論

コニファーの生垣は、風通しと日当たりのよい場所に向きます。風が抜けない壁ぎわや、水がたまりやすい場所では、品種選びと植え方をよく考えておきましょう。

植える場所が合っていると、コニファーはきれいな樹形を保ちやすくなります。次の判断表に、植えたい場所を当てはめてみてください。

場所の条件向き不向き理由と考え方
日当たりと風通しのよい庭向く内側まで風が通り、葉が茶色くなりにくい
道路沿いの目隠し条件しだいはみ出した枝を整えられる幅があるかを見る
建物や塀の壁ぎわ条件しだい風が抜けにくいので、少し離して植える
雨のあと水たまりが残る場所向きにくい過湿を嫌う品種があり、根が傷みやすい
風が強く当たる場所確認が必要根が浅めの品種は支柱をしっかり使う
幅の狭い通路の脇品種しだい細い円柱形を選ぶと場所をとりにくい

例えばこんな場面なら

表だけだとイメージしにくいですよね。いくつかの場面に当てはめてみます。

例えば「道路に面した10mほどの生垣がある2階建ての家の場合」なら、上に伸びるコニファーの目隠しは合います。ただ、大きくなると手入れが大変になるので、手の届く高さで止める前提で選んでおきましょう。

例えば「隣の家との間が狭い通路になっている場合」なら、横に広がりにくい細い円柱形の木が向きます。コニファーにこだわらず、スカイペンシルのような木も比べてみてください。

例えば「白い外壁に黒いフェンスの家の場合」なら、銀青色のブルーアイスや黄金色の品種がよく映えます。足元が寂しい時は、背の低い植物を組み合わせる考え方もあります。

目隠しの生垣を高さや密度で選びたい方は目隠しの生垣|高さ・密度で選ぶ木とつくり方もあわせて読んでみてください。

コニファーの生垣が合う人
  • 洋風の家に合う、すっきりした目隠しがほしい
  • 風通しと日当たりのよい場所に植えられる
  • 伸びた先を、こまめに少しずつ整えられる
  • 支柱の点検や、内側の葉の見回りを続けられる

1年の見回りカレンダーと剪定のコツ

先に結論

コニファーの生垣は、「深く切らずに先を整える」「風を通す」「支柱を見る」の3つを1年を通して続けるのが手入れの中心です。剪定に向く時期は品種で違うので、購入先に確かめておきましょう。

『コニファーは剪定が難しいと聞いて不安』という方も多いですよね。難しく感じるのは、多くの品種で、葉のない古い枝まで切ると芽が出にくいからなんです。

裏を返せば、伸びた先を軽く整えることを続けていれば、大きな失敗は起きにくくなります。

コニファーの生垣の1年の見回りを、春の植え付けと支柱、梅雨〜夏の蒸れと内側の葉、風の強い日のあとの傾き、秋の植え付けと形の見直しに分けたカレンダーの図解
季節の目安木の様子やること
春新芽が動きはじめる植え付けに向く時期の一つ。支柱を確かめる
春〜夏枝先が伸びる伸びた先を軽く整える(時期は品種で確認)
梅雨〜夏湿気が多く、蒸れやすい内側の葉が茶色くなっていないかを見る
風の強い日のあと木が揺さぶられる傾き・支柱のゆるみを見る
秋気温が穏やかになる植え付けにも向く。形を見直す
冬葉が残り、色を楽しめる枯れた枝がないかを見ておく

季節の目安は地域や年で前後します。木の様子を見ながら調整してみてください。

深く切らない剪定の流れ

コニファーの生垣の整え方
  1. 生垣の上と横から見て、飛び出した枝先を確かめる
  2. 葉が残っている範囲で、伸びた先を軽く切りそろえる
  3. 葉のない古い枝が見えるところまでは切らない
  4. 内側で茶色くなった葉や枯れ枝を取り除き、風を通す
  5. 切った枝葉を株元から片づける

「大きくなりすぎたから半分に切ろう」とすると、葉のない枝が残って元に戻りにくくなります。大きくしすぎないうちに、こまめに整えるのがコツです。

植え付けの考え方

植え付けは、常緑の木なら春の新芽が動く前後や、秋の気温が穏やかな時期が向くと一般に言われます。

苗の間隔は、品種や苗の大きさ、仕上げたい高さで変わります。数字だけで決めず、購入先や施工する業者に確かめておくと安心です。

植え付けの手順は生垣の植え方|苗の間隔・時期と植え付けの手順で紹介しています。

高い所の手入れは無理をしない

上に伸びるコニファーは、気づくと手の届かない高さになることもあります。脚立に乗っての高い所の作業は転落の危険があるので、手の届く高さまでにしておきましょう。

生垣が高くなって手に負えない時や、長い生垣の刈り込みが大変な時は、剪定をまとめて相談できる窓口もあります。

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コニファーの生垣でよくある相談

先に結論

よく寄せられるのは「植えたけれど間がスカスカ」「幹が何本にも分かれた」「抜いて別の木にしたい」という相談です。どれも、植え方と整え方、植え替えの手順を落ち着いて見直すのが答えになります。

ここでは、コニファーの生垣について実際によく見かける相談を、要約して紹介します。

相談1:苗を間隔をあけて植えたら、間がスカスカになった

『目隠しのつもりで並べたのに、木と木の間がすき間だらけ』という相談です。

植えたばかりの生垣は、葉が触れ合うほど密になるまで時間がかかります。これはコニファーに限らず、生垣全般で言われることなんです。

すぐに目隠しがほしい場合は、植える前に購入先や業者に「この間隔で、どのくらいで隙間が埋まりそうか」を聞いておきましょう。すでに植えた後なら、隙間に同じ品種を足す、手前に低い木を組み合わせる、といった考え方もあります。

相談2:上に伸びる枝が何本にも分かれて、形が崩れてきた

『円すい形にしたかったのに、てっぺんが何本にも分かれてしまった』という相談もよく見かけます。

上に伸びる枝が複数あると、それぞれが競って伸び、形がばらけやすくなります。気になる時は、伸びた先を軽く整えて、全体の輪郭をそろえていきましょう。

太い枝を根元から切る、古い枝まで深く切る、といった大きな作業は芽が出にくくなるおそれがあります。迷ったら、植えた業者や剪定の業者に見てもらうと安心です。

相談3:コニファーを抜いて、別の木に植え替えたい

大きくなった、思っていた形と違う、などの理由で『抜いて違う木にしたい』という相談です。

小さな木なら自分で抜けることもありますが、根が張った木の抜根(根を掘り上げること)は力のいる作業です。植え替えの考え方や頼み方は生垣の撤去・植え替え|抜根の考え方と頼み方で紹介しています。

相談主な原因の見当まずやること
間がスカスカ密になるまで時間がかかる隙間を埋める方法を購入先や業者と相談する
枝が分かれて崩れる上に伸びる枝が競っている先を軽く整えて輪郭をそろえる
抜いて植え替えたい大きさや形が合わない抜根の手間を考え、頼み方を決める
内側が茶色い風通しが悪い茶色い葉や枯れ枝を取り、風を通す

よくある質問

生垣コニファーには、どんな品種を選べばいいですか?

上に伸びる円すい形や細い円柱形の品種を選びます。植える場所の幅、目隠しの高さ、葉の色の3つで絞ると選びやすいです。

ブルーアイス生垣で気をつけることは何ですか?

過湿に弱いので、水はけのよい場所に植えます。根が浅めで風で傾きやすいことがあるので、支柱で列をつないで支え、風の強い日のあとは傾きを見ておきましょう。

コニファー生垣の内側が茶色くなってきました。

風通しが悪いと、内側の葉が茶色くなりやすいです。茶色い葉や枯れ枝を取り除いて、風が通るようにしてみてください。

コニファーの生垣の足元が寂しく見えます。

上に伸びる品種は、足元がすっきりしすぎて見えることがあります。背の低い植物を手前に組み合わせると、まとまりが出やすいです。その時も、コニファーの株元の風通しをふさがないようにしておきましょう。

コニファーの生垣は高い目隠しにできますか?

上に伸びる品種なら目隠しにできます。ただ、高くなるほど手入れが大変になるので、手の届く高さで止める前提で考えるのがおすすめです。高い所の作業は脚立に無理に乗らず、業者に相談しましょう。

大きくなったコニファーを短く切りつめてもいいですか?

多くの品種は、葉のない古い枝まで深く切ると芽が出にくいです。一気に短くせず、伸びた先を軽く整えて、大きくしすぎない手入れを続けるのがおすすめです。

まとめ

この記事の要点
  • コニファーは観賞用の針葉樹の品種をまとめた呼び方
  • 生垣には上に伸びる品種を選び、列に植える
  • ブルーアイスは銀青色の葉で、過湿に弱く支柱が大切
  • 風通しのよい場所に植え、内側の葉が茶色くならないようにする
  • 古い枝まで深く切らず、伸びた先を軽く整え続ける

コニファーの生垣は、品種と場所が合えば、洋風の家の顔になってくれる目隠しです。ほかの生垣向きの木とも比べたい方は生垣におすすめの木|目的別の選び方と樹種の早見表も参考にしてみてください。

生垣ドットコム

生垣ドットコム 編集部

生垣(いけがき)の意味・役割から、目的別の木の選び方、トキワマンサク・マサキ・イヌマキなど樹種ごとの特徴、剪定の時期とやり方、植え方・費用・助成金の考え方までを、庭や道路沿いで迷わないように整理している情報サイトです。 公式サイト

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