黄色い生垣|黄金葉・黄色い花の木の選び方と色の出し方

黄色い生垣に向く黄金葉の木と黄色い花の木の選び方を解説する記事のアイキャッチ

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『緑だけの生垣より、明るい黄色が入った生垣にしたい』という方も多いですよね。

黄色い生垣は、家の前がぱっと明るく見えて、北側や日陰がちな場所の印象も軽くしてくれます。

結論から言うと、黄色い生垣は「葉が黄色い木」と「花が黄色い木」に分けて考えると選びやすくなります。この記事を読むと、黄色の出方の違いと、日当たりによる色の変わり方、それぞれに向く木が分かります。

目次

黄色い生垣は「葉が黄色」と「花が黄色」の2種類

先に結論

黄色い生垣には、葉そのものが黄色い木(黄金葉)と、花が黄色く咲く木の2種類があります。葉が黄色い木は長い期間黄色を楽しめ、花が黄色い木は咲く季節にだけ黄色が目立ちます。

生垣は、樹木を列に植えて刈り込みなどで仕立てた垣根のことです。生垣の基本は生垣とは?読み方・塀との違いと庭や道路沿いでの役割で紹介しています。

『一年中黄色い方がいいのか、春だけぱっと黄色くなる方がいいのか』で、選ぶ木はがらりと変わります。まずは2つのタイプの違いを見てみましょう。

タイプ黄色く見える期間木の例向く人
葉が黄色(黄金葉)葉がある間。新芽だけ黄色い木もあるオウゴンマサキ、サニーフォスター、プリペットの黄色い葉の品種長く明るい印象にしたい
花が黄色花の咲く季節レンギョウ、キンシバイ、ヒイラギナンテン、モッコウバラ季節の変化を楽しみたい
黄色い生垣を葉が黄色い木と花が黄色い木に分け、黄色く見える時期と日当たりによる色の出方の違いを示した図解

「黄色い葉」にも種類がある

葉が黄色い木でも、黄色の出方は木によって違います。オウゴンマサキ(黄金マサキ)は、新芽が黄色い品種です。

サニーフォスターは黄金色の葉の木で、プリペットにはレモンライムのような黄色い葉の品種があります。『いつも全体が黄色い』のか『新しい葉だけが黄色い』のかは、植える前に確かめておきましょう。

黄色い生垣が合う場面・合わない場面

黄色は目を引く色なので、場所によって合う・合わないがあります。植える前に、家や庭との相性も考えておきましょう。

黄色い生垣が合いやすい場面
  • 北側や建物の陰で、生垣を明るく見せたい
  • 緑の多い庭に、色のアクセントを足したい
  • 白や明るい色の外壁と合わせたい
ほかの色も考えたい場面
  • 落ち着いた和の庭で、色を抑えたい
  • 長い生垣の全部を同じ黄色にすると派手に感じる
  • 日当たりが悪く、葉の色が出にくい

例えば長い生垣なら、緑の生垣の一部に黄色い葉の木を入れるだけでも、ぐっと明るい印象になります。全部を黄色にするか、アクセントにするかも決めておくと迷いません。

葉が黄色い木:黄金葉の生垣

刈り込みに強い黄金葉の木を選ぶ

葉が黄色い生垣には、刈り込みに強く、生垣として実績のある木の黄色い品種が向きます。マサキ・プリペット・イヌツゲなど、緑の生垣の定番にも黄色い葉の品種があるんです。

『黄色い葉の木って、生垣にできるほど丈夫なの?』と心配になりますよね。生垣の定番の木の黄色い品種なら、刈り込みに強い性質はそのままです。

木葉の色生垣としての特徴気をつけたいこと
オウゴンマサキ新芽が黄色潮風・排気ガスに強く、刈り込みに強いシャクトリムシの食害、うどんこ病
サニーフォスター黄金色。縁にトゲすっきりした円すい形にまとまりやすい日なたの方が葉色がよく出る
プリペット(レモンライム)黄色い葉成長が早く刈り込みに強い寒いと葉を落とす。年に複数回の刈り込み
イヌツゲの黄色い葉の品種黄色い葉葉が小さく刈り込みに強いハマキムシ・カイガラムシ
アベリアの黄色い葉の品種黄色い葉初夏〜秋に花も長く咲く寒い地域では冬に葉を落とすことがある

和風にも洋風にも合わせやすいマサキ

マサキは光沢のある葉の常緑樹で、丈夫な生垣の定番です。黄色い葉の品種のオウゴンマサキは新芽が黄色く、白い斑のギンマサキもあります。

剪定は春〜初夏と秋が目安です。マサキの特徴はマサキの生垣|特徴・黄金マサキとの違いと手入れで詳しく紹介しています。

洋風に明るく見せるならサニーフォスター・プリペット

サニーフォスターは、黄金色の葉で、秋〜冬に赤い実がつく木です。枝が上に伸びて円すい形にまとまりやすいので、すっきりした洋風の生垣に向きます。

葉の縁にトゲがあるので、剪定の時は手袋を使いましょう。詳しくはサニーフォスターの生垣|黄金葉のセイヨウヒイラギで紹介しています。

プリペットは成長が早く刈り込みに強い木で、黄色い葉のレモンライムや、白い斑入りのシルバープリペットがあります。品種ごとの違いはプリペットの生垣|品種ごとの特徴と仕立て方で紹介しています。

針葉樹の黄金葉も選択肢に

針葉樹にも、黄色い葉の品種があります。コノテガシワのエレガンテシマは黄金色の葉の円すい形、サワラのオウゴンシノブヒバは黄色い細かい葉の品種です。

針葉樹の多くは、葉のない古い枝まで深く切ると芽が出にくいです。伸びた先を軽く整える剪定を基本にしておきましょう。

業者に刈り込みを頼む時も、「黄金葉の針葉樹なので、古い枝まで深く切らないでほしい」と一言伝えておくと安心ですよ。

日当たりで黄色の出方が変わる

黄色い葉は、日なたの方が色がよく出る木がある

黄色い葉の木の中には、日当たりで葉色の出方が変わるものがあります。植える場所の日当たりを見てから選ぶと、思っていた色に近づきます。

『お店で見た時はもっと黄色かったのに』と感じることもありますよね。実は、同じ木でも植える場所で色の見え方が変わることがあるんです。

例えばサニーフォスターは、日なたの方が葉色がよく出る木です。日当たりの悪い場所に植えると、思ったより黄色が控えめに見えることもあります。

植える場所黄色の出方の考え方選び方のヒント
日なた黄金葉の色が出やすいサニーフォスターなど日なたで色が出る木
半日陰木によって色が控えめになることも明るい斑入りの葉の木も候補に
日陰黄色い葉の色は出にくい場合がある日陰に強く黄色い花の咲くヒイラギナンテン

半日陰なら「明るい葉」の木も考える

半日陰の場所で明るい生垣にしたいなら、白い斑の入ったシルバープリペットも候補です。半日陰でも明るく見える木なので、黄色にこだわらず『明るい色の生垣』として考えてみてください。

日陰なら、日陰に強いヒイラギナンテンが早春(2〜4月)に黄色い花を咲かせます。冬は葉が赤みを帯びるので、季節で色の変化も楽しめますよ。

斑入りの木は「先祖返り」に注意

シルバープリペットでは、斑の無い緑の枝(先祖返り)が出ることがあります。見つけたら付け根から切っておくと、明るい葉色を保ちやすくなります。

花が黄色い木:季節に黄色く咲く生垣

花の時期を知り、花後に切る

黄色い花の生垣は、咲く季節に家の前を明るくしてくれます。花の時期と剪定の時期をセットで覚えておくと、翌年も花を楽しめます。

『春に黄色い花でいっぱいになる生垣を見かけて、うちにもほしいと思った』という方もいますよね。黄色い花の木を、咲く時期の順に並べてみました。

木花の時期の目安冬の葉剪定の目安
ヒイラギナンテン早春(2〜4月)常緑花後に古い幹を根元から間引く
レンギョウ早春(3〜4月)落葉花後すぐ
モッコウバラ春(4〜5月)常緑性花後に伸びすぎた枝を整理
キンシバイ初夏(6〜7月)半常緑早春が目安

月はあくまで目安で、地域や年によって前後します。

春を告げるレンギョウ

レンギョウは、早春に葉より先に黄色い花が枝いっぱいに咲く落葉低木です。枝が長く伸びて弓なりになり、丈夫で刈り込みにも耐えます。

剪定は花後すぐが目安です。冬は葉が落ちるので、冬の目隠しにはならない点は覚えておきましょう。詳しくはレンギョウの生垣|春の黄色い花と剪定時期で紹介しています。

初夏に咲くキンシバイ・ヒペリカム

キンシバイは、初夏に黄色いカップ形の花が咲く半常緑低木です。ヒペリカムはオトギリソウ属の総称で、キンシバイに近い黄色い花の品種(ヒドコート)もあります。

丈夫で、剪定は早春が目安です。詳しくはキンシバイ・ヒペリカムの生垣|初夏の黄色い花で紹介しています。

早春に黄色い花が枝いっぱいに咲いた生垣を近くから写した写真

黄色い花のつるで仕切るモッコウバラ

フェンスに絡めて黄色い花の仕切りにしたいなら、モッコウバラも候補です。トゲがほとんど無い常緑性のつるバラで、春に黄色または白の小さな花が房になって咲きます。

生育が旺盛なので、広いフェンス向きです。夏以降に強く切ると翌年の花が減るので、花後に伸びすぎた枝を整理しておきましょう。

黄色い生垣を選ぶ前のチェック
  • 葉の黄色か、花の黄色か、どちらを楽しみたいか決める
  • 植える場所の日当たりを見ておく
  • 冬に葉が残るかどうか(常緑か落葉か)を確かめる
  • 花木は花後に切れるよう、剪定の時期をメモしておく

高い所の刈り込みは脚立からの転落の危険があるので、手の届く高さまでを自分で、高い所は業者に任せましょう。生垣が高くなって手に負えない、長い生垣の刈り込みが大変な時は、剪定をまとめて相談できる窓口もあります。

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黄色い生垣でよくある相談

「黄金マサキの黄色はどこまで?」「黄色い葉の常緑樹は?」が多い

よく見かけるのは、マサキの黄色い品種は新しい葉だけ黄色いのか、黄色い葉の常緑樹で生垣にできる木はあるか、黄色い花の生垣の名前を知りたい、という相談です。

相談1:黄金マサキは新しい葉だけが黄色いの?

『黄金マサキで生垣を作りたいけど、全体が黄色くなるの?』という相談はよく見かけます。オウゴンマサキは新芽が黄色い品種なので、新しく出た葉が黄色く目立ちます。

マサキには、白い斑のギンマサキなど、葉の色の違う品種がほかにもあります。品種によって色の出方が違うので、購入先で葉の様子を確かめてから選ぶと安心です。

相談2:黄色い葉の常緑樹で生垣にできる木は?

冬も黄色い葉を保ちたいなら、常緑のオウゴンマサキやサニーフォスター、イヌツゲの黄色い葉の品種が候補です。プリペットの黄色い葉の品種は、寒いと葉を落とすことがあります。

『冬も明るい生垣にしたい』という方は、お住まいの地域で冬も葉が残るかを確かめておきましょう。

相談3:春に黄色い花が咲く生垣は何の木?

早春に葉より先に黄色い花が枝いっぱいに咲いている生垣なら、レンギョウのことが多いです。枝が弓なりに伸びるのも見分けるヒントになります。

トゲのある葉で早春に黄色い花なら、ヒイラギナンテンかもしれません。花の形と葉の様子を写真に撮っておくと、木の名前を調べやすいですよ。

よくある質問

生垣で黄色い葉の木は、一年中黄色いですか?

木によって違います。オウゴンマサキのように新芽が黄色い品種もあれば、葉全体が黄金色の木もあります。冬に葉を落とす品種もあるので、植える前に確かめておきましょう。

黄色い葉の生垣は日陰でも色が出ますか?

日なたの方が葉色がよく出る木があります。日陰なら、日陰に強く早春に黄色い花が咲くヒイラギナンテンも候補です。

黄色い花の生垣で、冬も目隠しになる木はありますか?

ヒイラギナンテンは常緑なので冬も葉が残ります。レンギョウは落葉樹なので、冬は葉が落ちて目隠しにはなりません。

黄色い葉の生垣は、虫がつきやすいですか?

黄色い葉だから虫がつきやすい、ということはありません。元の木と同じで、マサキならシャクトリムシ、イヌツゲならハマキムシやカイガラムシがつくことがあるので、刈り込みのついでに葉を見ておきましょう。

黄色い生垣の剪定はいつがいいですか?

花が黄色い木は、花後すぐに切ると翌年の花を減らしにくいです。葉が黄色いマサキは春〜初夏と秋が目安です。

まとめ

この記事の要点
  • 黄色い生垣は、葉が黄色い木と花が黄色い木の2種類で考える
  • 黄色い葉は、新芽だけ黄色い木と葉全体が黄色い木がある
  • 日なたの方が葉色がよく出る木があるので、日当たりを見て選ぶ
  • 黄色い花の木は、花の時期と剪定の時期をセットで覚える
  • 冬も黄色や目隠しを保ちたいなら、常緑かどうかを確かめる
生垣ドットコム

生垣ドットコム 編集部

生垣(いけがき)の意味・役割から、目的別の木の選び方、トキワマンサク・マサキ・イヌマキなど樹種ごとの特徴、剪定の時期とやり方、植え方・費用・助成金の考え方までを、庭や道路沿いで迷わないように整理している情報サイトです。 公式サイト

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