ティーツリー(メラレウカ)の生垣|品種の選び方と育て方

品種の選び方と育て方を紹介するティーツリー(メラレウカ)の生垣の記事のアイキャッチ

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『洋風の家に合う、明るい葉色の生垣にしたい。ティーツリーってどうなんだろう?』と気になっている方も多いですよね。

おしゃれな外構で見かけることが増えた木なので、候補に入れている方もいると思います。

結論から言うと、ティーツリーの生垣は、香りのある葉と明るい葉色で洋風の庭に合わせやすい選択肢です。ただ寒さにやや弱いので、住んでいる地域と植える場所を先に見ておくことが大切です。

この記事を読むと、ティーツリー(メラレウカ)の特徴と品種の選び方、向く場所の見分け方、季節ごとの手入れが分かります。

目次

ティーツリー(メラレウカ)の生垣ってどんな木?

先に結論

ティーツリーは、オーストラリア原産のフトモモ科メラレウカ属の常緑樹です。葉に香りがあり、刈り込みにも耐えるので、洋風の生垣に使われます。

生垣(いけがき)は、木を列に植えて刈り込みで仕立てた垣根のことです。生垣そのものの基本は生垣とは?読み方・塀との違いと役割で紹介しています。

『ティーツリーとメラレウカって、別の木?』と迷う方もいますよね。ティーツリーはメラレウカ属の木のことで、メラレウカの生垣と呼ばれているものも同じ仲間です。

精油(ティーツリーオイル)の名前で知っている方も多いはずです。庭木としては、葉の香りと葉色を楽しむ木として扱われています。

黄金色の葉のティーツリーを刈り込んだ生垣を近くから写した写真

生垣にした時のよさと、気をつけたいこと

くらべる点ティーツリーの生垣でのよさ気をつけたいこと
葉葉に香りがある香りの感じ方は人それぞれ
葉色黄金色など、葉色の違う品種がある品種で印象が大きく変わる
冬の葉常緑で、冬も葉が残る寒さにやや弱い
刈り込み刈り込みに耐える伸びた枝は定期的に整える
雰囲気洋風の庭や外構になじみやすい和風の庭では浮いて見えることも

刈り込み(伸びた枝先を面にそろえて切ること)に耐えるので、形を整えながら育てられるのがよいところです。

品種の選び方は「葉の色」から

ティーツリーには、黄金色の葉の品種(レボリューションゴールド等)など、葉色の違う品種が流通しています。外壁や門まわりの色と合わせて、葉の色から選ぶと迷いにくいです。

『品種名を聞いても、どれがいいか分からない』という声は多いです。品種名から入るより、「庭をどんな色にしたいか」で考えてみてください。

ティーツリーの品種を、黄金色の葉と緑の葉のタイプに分け、合わせやすい外構の色を示した図解
楽しみたいこと選ぶタイプ向く庭の例
庭を明るく見せたい黄金色の葉の品種暗い色の外壁やフェンスの前
落ち着いた緑で仕切りたい緑の葉のタイプ色の強い外壁の前・ほかの花木の背景
色でアクセントをつけたい黄金色の葉を一部に使う門まわりやアプローチの入り口

例えば、長い生垣なら緑の葉でそろえて、門のまわりだけ黄金色の葉にする、という使い方もあります。黄色い葉の木をほかにも見たい方は黄色い生垣|黄金葉・黄色い花の木の選び方で紹介しています。

品種を混ぜる時のこと

葉色の違う品種を交互に植えると、刈り込んだ面がまだらに見えることもあります。色を変えるなら、区切りごとにまとめるほうがすっきり見えやすいです。

ティーツリーの生垣が向く場所・向かない場所

先に結論

ティーツリーの生垣は、冬の寒さが厳しくない地域の、霜や冷たい風が当たりにくい場所に向きます。寒冷地や霜の当たる場所では、ほかの木も比べておきましょう。

寒さにやや弱い、というのがティーツリーを選ぶ時にいちばん大事なところです。植えたい場所を次の表に当てはめてみてください。

場所の条件向き不向き理由と考え方
冬が比較的穏やかな地域向く常緑の葉を保ちやすい
建物で北風がさえぎられる場所向く冷たい風が当たりにくい
洋風の外構・アプローチ沿い向く葉色が洋風の雰囲気になじむ
霜が当たりやすい開けた場所確認が必要寒さにやや弱い
寒冷地での地植え向きにくい冬越しが難しいことがある
道路に面した場所条件しだい道路側へ伸びた枝をこまめに切れるなら

例えばこんな場面なら

例えば「道路に面した10mほどの生垣がある2階建ての家の場合」なら、冬が穏やかな地域であれば、ティーツリーの明るい生垣は候補になります。道路側へ伸びた枝は、通る人の邪魔にならないよう早めに切っておきましょう。

道路に張り出した枝は通行や見通しの妨げになるので、所有者が手入れするよう多くの自治体が呼びかけています。

例えば「寒い地域で、洋風の生垣にしたい場合」は、ティーツリーにこだわらず、寒さに強い常緑樹を生垣にする考え方もあります。ティーツリーは鉢植えで玄関まわりに置く、という楽しみ方もできます。

ティーツリーの生垣が合う人
  • 洋風の家や外構に合う生垣にしたい
  • 明るい葉色で庭を華やかにしたい
  • 冬の寒さが厳しくない地域に住んでいる
  • 伸びた枝を定期的に刈り込む時間がとれる

似た洋風の木と迷っている時は

先に結論

ティーツリーと同じフトモモ科で、香りの葉を持つ木にギンバイカ(マートル)とレモンマートルがあります。寒さへの強さと、花や実を楽しみたいかで選ぶと迷いにくいです。

『香りのある洋風の木、どれにしよう』と迷いますよね。3つの木を並べると、次のようになります。

くらべる点ティーツリーギンバイカレモンマートル
原産オーストラリア地中海沿岸オーストラリア
葉の香り葉に香りがあるもむとさわやかな香りレモンのような強い香り
寒さやや弱い苗の購入先に確認弱め・霜で傷みやすい
花・実葉色を楽しむ木初夏(6月が目安)に白い花・秋に黒紫の実葉の香りを楽しむ木
生垣での使い方刈り込みに耐える刈り込みに強く、生垣やトピアリーに使われる暖かい地域向き・寒い地域は鉢で

ギンバイカは刈り込みに強く、ヨーロッパでは生垣やトピアリーに使われてきた木です。くわしくはギンバイカ(マートル)の生垣|白い花と香る葉の特徴で紹介しています。

レモンマートルは寒さに弱めで、寒い地域では鉢で育てて冬は取り込む木です。くわしくはレモンマートルの生垣|香りの葉と寒さへの注意で紹介しています。

季節ごとの手入れと、寒さ対策

先に結論

ティーツリーの手入れは、暖かい時期に伸びた枝を刈り込み、冬は寒さと霜から守る、の流れが基本です。寒さにやや弱いので、冬の前に強く刈り込んで葉を大きく減らすのは避けたほうが安心です。

『いつ切ればいいのか、はっきり知りたい』という方も多いですよね。刈り込みの時期は地域で変わるので、苗の購入先にも確かめておくと安心です。

季節木の様子やること
春新しい枝が伸び始める伸び方を見て、形を決めておく
初夏〜夏枝がよく伸びる伸びた枝を刈り込んで形を整える
秋寒さに向かう強い刈り込みは控え、はみ出しだけ切る
冬寒さにやや弱い霜や冷たい風が当たらないか見ておく

刈り込みの手順

刈り込みの進め方
  1. 仕上げたい高さと幅を決め、目印のひもを張る
  2. 側面は、上を少し狭く・下を広くした台形に刈る
  3. 天端(いちばん上の面)を手の届く高さでそろえる
  4. 内側の枯れ枝や、混み合った枝を付け根から取る
  5. 刈った枝葉を片づけ、足元の風通しをよくする

上を狭く下を広くした台形にすると、下の葉まで日が当たりやすいと一般に説明されています。

よくある失敗

秋に「冬の間は手入れしなくて済むように」と強く刈り込み、葉が減ったまま寒さを迎えて傷んでしまった、というのはよくある失敗です。寒さにやや弱い木なので、秋ははみ出した枝を切る程度にしておきましょう。

電動バリカン(ヘッジトリマー)を使う時は、取扱説明書に従い、手袋と保護めがねを使いましょう。高い所は脚立に乗らず、手の届く高さまでにしておくのが安心です。

よくある相談:生垣に向いている?寒い地域でも育つ?

先に結論

ティーツリーの生垣でよく出るのは、「生垣に向いているか」「寒い地域で冬を越せるか」「トキワマンサクとどちらにするか」の相談です。寒さへの強さが、答えを分ける大事な点になります。

ここでは、知恵袋で多く読まれている相談を、内容を要約して紹介します。

相談1:メラレウカ(ティーツリー)は生垣に向いている?

生垣に植える木を選んでいて、メラレウカが候補に入っている。生垣に向いているか知りたい、という相談です。

結論から言うと、ティーツリーは刈り込みに耐える常緑樹なので、生垣にできる木です。ただ寒さにやや弱いので、冬が穏やかな地域で、霜の当たりにくい場所なら、という条件がつきます。

迷った時は、苗を買うお店で次のように聞いてみてください。

「生垣にしたいので、刈り込みで形を保ちやすい品種を探しています」
「この辺りの冬でも、地植えで育てられそうですか」

相談2:鉢で育ててから地植えにしたが、寒い地域で冬を越せない

鉢で育てて大きくなってから庭の生垣にしようとしたが、寒い地域で何度も冬を越せなかった、という相談です。

『大きく育てれば、寒さに強くなると思っていたのに』と残念な気持ちになりますよね。

ティーツリーは寒さにやや弱い木です。寒い地域では、生垣は寒さに強い常緑樹にして、ティーツリーは鉢植えで冬に寒さを避けられる場所へ移す、という分け方も考えてみてください。

相談3:目隠しにトキワマンサクを考えているが、メラレウカも気になる

庭の目隠しにトキワマンサクを植えるつもりだが、ほかの候補とも比べたい、という相談です。

くらべる点ティーツリートキワマンサク
冬の葉常緑常緑
花葉色を楽しむ木春(4〜5月が目安)に花
見た目香る葉・黄金色の葉の品種葉が小さめで密になりやすい
刈り込み耐える強い・年に1〜2回が目安

洋風で明るい葉色ならティーツリー、春の花と密な目隠しならトキワマンサク、という選び方もできます。洋風の庭に合う木をもっと比べたい方は洋風の生垣|洋風の庭に合う木と仕立て方も参考にしてみてください。

植える前のチェックと、手に負えない時の頼り先

先に結論

ティーツリーの生垣は、地域と植える場所を確かめてから選ぶと失敗が少なくなります。伸びすぎて手に負えない時は、剪定を相談するのも手です。

植え付けは、一般に常緑樹なら春や秋の気温が穏やかな時期が向くと言われます。寒さにやや弱い木なので、寒さの厳しい時期の植え付けは避けておきましょう。

植える前に確かめること
  • 住んでいる地域の冬の寒さが厳しくないか
  • 霜や冷たい風が当たりにくい場所か
  • 境界から少し内側に植えられるか
  • 生垣の両側に、刈り込みのために立てる場所があるか
  • 苗の間隔を、購入先や施工業者に確かめたか

植えたあとは、根づくまで水やりと支柱が欠かせません。竹などで列をつなぐように支柱をしておくと、風でぐらつきにくくなります。

生垣が高くなって手に負えない時や、長い生垣の刈り込みが大変な時は、剪定をまとめて相談できる窓口もあります。

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よくある質問

ティーツリーとメラレウカは同じ木ですか?

ティーツリーは、フトモモ科メラレウカ属の木です。メラレウカの生垣と呼ばれるものも、同じ仲間の木を指しています。

ティーツリーの生垣は冬も葉が残りますか?

常緑樹なので冬も葉が残ります。ただ寒さにやや弱いので、寒冷地や霜の当たる場所では注意が必要です。

ティーツリーは刈り込んでも大丈夫ですか?

刈り込みに耐える木なので、生垣として形を整えながら育てられます。冬の前に強く切りすぎないようにしておきましょう。

黄色い葉のティーツリーはありますか?

黄金色の葉の品種(レボリューションゴールド等)があり、庭を明るく見せたい時に使われます。

まとめ

この記事の要点
  • ティーツリーは、オーストラリア原産のフトモモ科メラレウカ属の常緑樹
  • 葉に香りがあり、刈り込みに耐えるので洋風の生垣に使われる
  • 黄金色の葉の品種など、葉色で選ぶと迷いにくい
  • 寒さにやや弱いので、寒冷地や霜の当たる場所は注意
  • 刈り込みは暖かい時期、冬の前に強く切りすぎない
  • 手に負えない時は、無理をせず業者への相談も考える
生垣ドットコム

生垣ドットコム 編集部

生垣(いけがき)の意味・役割から、目的別の木の選び方、トキワマンサク・マサキ・イヌマキなど樹種ごとの特徴、剪定の時期とやり方、植え方・費用・助成金の考え方までを、庭や道路沿いで迷わないように整理している情報サイトです。 公式サイト

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