ウエストリンギアの生垣|銀色の葉の洋風低木

銀色の葉の洋風低木で作るウエストリンギアの生垣の特徴と手入れを紹介する記事のアイキャッチ

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『ローズマリーみたいな見た目で、洋風の生垣にできる木がある』と聞いて、気になっている方もいますよね。

それがウエストリンギアです。

結論から言うと、ウエストリンギアの生垣は、銀緑色の細い葉で洋風の庭を明るく見せてくれる低木です。刈り込みに強く育てやすい一方、寒さにはやや弱いので、植える場所選びがいちばんのポイントです。

この記事を読むと、ウエストリンギアの特徴とローズマリーとの違い、向く場所、1年の手入れの流れが分かります。

目次

ウエストリンギアの生垣ってどんな木?

先に結論

ウエストリンギアは、シソ科の常緑低木です。オーストラリアが原産で、細い銀緑色の葉がつきます。乾燥に強く、刈り込みにも強いので、洋風の低い生垣に使いやすい木です。

生垣(いけがき)は、木を列に植えて刈り込みで仕立てた垣根のことです。基本は生垣とは?読み方・塀との違いと役割で紹介しています。

ウエストリンギアは、姿がローズマリーによく似ています。ただ、ローズマリーのような香りはありません。

春〜秋には、白〜淡い紫の小花がぽつぽつ咲きます。一度にたくさん咲くというより、長い期間ちらほら咲いてくれる木なんです。

細い銀緑色の葉の間に白〜淡い紫の小花が咲いたウエストリンギアの生垣を近くから写した写真

生垣にした時のよさと、気をつけたいこと

くらべる点ウエストリンギアのよさ気をつけたいこと
葉の色銀緑色で、庭が明るく見える和風の庭では合わせ方を考える
花春〜秋に小花がぽつぽつ咲く一面に咲く華やかさはない
乾燥乾燥に強い水はけのよい場所を選びたい
刈り込み刈り込みに強く、形を作りやすい伸びた枝は定期的に整える
寒さ常緑で冬も葉が残る霜や冷たい風で葉が傷むことがある
品種斑入りの品種もある色を混ぜるなら区切りごとに

刈り込み(伸びた枝先を面にそろえて切ること)に強いので、低い生垣として形をそろえやすいのがうれしいところです。

「香りのないローズマリー」と考えると分かりやすい

『ローズマリーとどう違うの?』と思いますよね。

見た目は似ていますが、ウエストリンギアは葉に香りがありません。料理に使ったり香りを楽しんだりするならローズマリー、見た目の銀色の葉を楽しむならウエストリンギア、と考えると分かりやすいです。

ローズマリーやツリージャーマンダーとの比べ方

先に結論

銀色の葉の洋風低木は、ウエストリンギアのほかにローズマリー、ツリージャーマンダー、レウコフィルムがあります。香り、花の時期、苦手なことで比べると、自分の庭に合う木が見つけやすくなります。

『どれも同じに見えて決められない』という方も多いはずです。並べてみると違いがはっきりしますよ。

くらべる点ウエストリンギアローズマリー(立ち性)ツリージャーマンダーレウコフィルム
仲間シソ科シソ科シソ科ゴマノハグサ科
葉細い銀緑色・香りはない香りがあり料理に使える銀白色の小さな葉銀白色の葉
花春〜秋に白〜淡い紫冬〜春を中心に青紫など初夏に淡い青紫夏〜秋に紫やピンク
苦手なこと霜や冷たい風蒸れ・過湿伸びが早く、こまめに刈る過湿・蒸れ
向く使い方洋風の低い生垣香りの生垣低い生垣・縁取り日なたの洋風の植栽

香りを楽しみたいならローズマリー

葉の香りや料理での使い道を楽しみたいなら、ローズマリーが候補です。生垣には、上に伸びる立ち性の品種を選びます。

古く木質化した枝の葉のない部分まで切ると、芽が出にくい点には注意です。詳しくはローズマリーの生垣|立ち性の品種で作る香りの生垣で紹介しています。

もっと低く縁取りたいならツリージャーマンダー

花壇の縁取りのように、もっと低くまとめたいなら、ツリージャーマンダーもあります。成長が早く刈り込みに強いので、こまめに切って低く保つ木です。

詳しくはツリージャーマンダーの生垣|銀葉ハーブの低い生垣で紹介しています。

夏〜秋の花色を楽しむならレウコフィルム

紫やピンクの花を夏〜秋に楽しみたいなら、レウコフィルムも候補です。過湿や蒸れに弱いので、水はけのよい日なたに向きます。

詳しくはレウコフィルムの生垣|銀色の葉と花の洋風低木で紹介しています。

品種を混ぜる時は

斑入りのウエストリンギアと緑の葉の木を交互に植えると、刈り込んだ面がまだらに見えることもあります。色を変えるなら、区切りごとにまとめるとすっきり見えやすいです。

向く場所・向かない場所:寒さとのつき合い方

先に結論

ウエストリンギアの生垣は、日当たりと水はけのよい、霜や冷たい風が当たりにくい場所に向きます。寒冷地や、冬に北風が吹きつける場所では、植える位置をよく考えておきましょう。

ここが、ウエストリンギアを生垣にするうえで大事なところです。寒さにはやや弱く、霜や冷たい風で葉が傷むことがあります。

『冬に葉が茶色くなったらどうしよう』と心配になりますよね。植える前に、冬の場所の様子を思い浮かべてみてください。

ウエストリンギアの生垣を植える場所を、日当たり・水はけ・霜や冷たい風の当たり方で選び分ける図解
場所の条件向き不向き考え方
日当たりのよい南側の庭向く乾燥に強く、銀色の葉がきれいに見える
建物で北風がさえぎられる場所向く冷たい風で葉が傷むのを防ぎやすい
洋風の外構の低い仕切り向く刈り込みで形をそろえやすい
霜が降りやすい場所確認が必要霜で葉が傷むことがある
冬に北風が吹きつける場所確認が必要冷たい風で葉が傷むことがある
水はけが悪く、じめじめする場所向きにくい乾燥に強い木なので、土の様子を見る

例えばこんな場面なら

表だけだとイメージしにくいですよね。いくつかの場面に当てはめてみます。

例えば「南向きの洋風の玄関まわりに、低い仕切りを作りたい場合」なら、ウエストリンギアは向いています。銀緑色の葉が、明るい外壁ともなじみやすいです。

例えば「家の北側の、冬に風が抜ける通路沿いに植えたい場合」なら、葉が傷むことがあります。北側の生垣なら日陰の生垣|日当たりが悪い場所に向く木で紹介している木も比べてみてください。

例えば「寒冷地で、冬も緑の仕切りを保ちたい場合」なら、霜や冷たい風の影響を受けやすい点に気をつけましょう。地植えにするか、購入先に相談してから決めると安心です。

ウエストリンギアの生垣が合う人
  • 洋風の庭を、銀色の葉で明るくしたい
  • 香りより、見た目の葉の色を楽しみたい
  • 日当たりと水はけのよい場所に植えられる
  • 霜や冷たい風が当たりにくい位置を選べる

洋風の生垣でほかの育てやすい木も見たい方は手間のかからない洋風の生垣|育てやすい洋風の木も参考にしてみてください。

1年の手入れカレンダー:刈り込みと冬の見守り

先に結論

ウエストリンギアは刈り込みに強いので、伸びた枝を整えながら形を保つのが基本です。冬は霜や冷たい風で葉が傷むことがあるので、様子を見守る季節と考えておきましょう。

『花が長く咲くなら、いつ切ればいいの?』と迷いますよね。花が春〜秋にぽつぽつ咲く木なので、はみ出した枝を整える程度なら、花を少し残しながら切っても大丈夫です。

季節の目安は地域や年で前後します。木の様子を見ながら、次の表を参考にしてみてください。

季節の目安木の様子やること
春枝が伸び、小花が咲き始める冬に傷んだ葉がないか見て、形を整える
初夏枝がよく伸びる高さと幅をそろえて刈り込む
夏〜秋小花がぽつぽつ咲くはみ出した枝だけ軽く切る
冬常緑で葉が残る霜や冷たい風で葉が傷んでいないか見る

刈り込みの手順

低い生垣の刈り込みの進め方
  1. 仕上げたい高さと幅を決め、目印のひもを張る
  2. 側面は、上を少し狭く・下を広くした台形に刈る
  3. 天端(いちばん上の面)を、ひもに合わせてそろえる
  4. 内側の枯れた枝や、混み合った枝を付け根から取る
  5. 刈った枝葉を片づけ、足元の風通しをよくする

上を狭く下を広くした台形にすると、下の葉まで日が当たりやすいと一般に説明されています。

よくある失敗

冬に葉が傷んだのを見て、あわてて全体を強く切り詰めてしまう、という失敗があります。傷んだ葉が気になっても、暖かくなって新しい葉の様子が分かってから整えると判断しやすいです。

冬に葉が傷んだ時の見方

『葉の色が変わってきたけど、枯れてしまったの?』と不安になりますよね。ここはあわてず、春に新しい葉が出るかを見てから判断するのがおすすめです。

冬に見かける様子考え方
一部の葉の色が悪くなった暖かくなるまで様子を見る
風の当たる面だけ傷んでいる植える位置か、風よけを考える
春に新しい葉が出てきた傷んだ部分だけ軽く整える
春になっても芽が動かない枝があるその枝だけ付け根から取る

毎年同じ面だけ傷むなら、その場所は冬の風が強いのかもしれません。植え替えや周りの環境を、少し見直してみましょう。

電動バリカン(ヘッジトリマー)を使う時は、取扱説明書に従い、手袋と保護めがねを使いましょう。生垣の剪定全体の流れは生垣の剪定|時期・回数と刈り込みのやり方で紹介しています。

よくある相談:ローズマリーとどっち?寒い地域でも植えられる?

先に結論

ウエストリンギアの生垣でよく出るのは、「ローズマリーとどちらがいいか」「寒い地域でも植えられるか」という悩みです。香りの有無と、寒さへの強さを軸に考えると答えが見えやすくなります。

ここでは、知恵袋で読まれている相談と、この木でよく出る悩みを要約して紹介します。

相談1:生垣にするなら、どんな種類のローズマリーがいい?

銀色の葉の生垣にしたくて、ローズマリーのどんな種類がいいかを知りたい、という相談です。

『ローズマリーにもいろいろあって迷う』と感じますよね。

ローズマリーには、立ち性・半ほふく性・ほふく性があり、生垣には上に伸びる立ち性を選びます。香りがいらず、見た目の銀色の葉を楽しみたいなら、ウエストリンギアも候補に入れてみてください。

こんな希望なら向く木
葉の香りや料理での使い道を楽しみたい立ち性のローズマリー
香りはいらず、見た目の葉を楽しみたいウエストリンギア
蒸れやすい場所が心配どちらも水はけのよい場所を選ぶ
霜や冷たい風が当たる場所ウエストリンギアは葉が傷むことがある

相談2:冬に霜が降りる地域でも、生垣にできる?

冬に霜が降りる地域で、ウエストリンギアの生垣を作れるか、というのもよく出る悩みです。

『せっかく植えたのに、冬に傷んだら残念』と思いますよね。そう思うのは自然です。

寒さにはやや弱い木なので、霜や冷たい風が当たりにくい場所を選ぶのが大切です。候補が決まったら、購入先にこんなふうに聞いてみてください。

「冬に霜が降りる地域ですが、地植えで生垣にできますか」
「建物の南側に植える予定です。冬に気をつけることはありますか」

植える前に確かめること
  • 一日のうち、日が当たる時間があるか
  • 水はけがよく、じめじめしない場所か
  • 霜や冷たい北風が当たりにくい位置か
  • 生垣の両側に、刈るために立てる場所があるか
  • 苗の間隔を、購入先や施工業者に確かめたか

苗の間隔は、樹種・苗の大きさ・仕上がりの高さで変わります。植えたあとは、根づくまで水やりと支柱を続けましょう。

道路に張り出した枝は、歩く人や車の通行、見通しの妨げになります。生垣が高くなって手に負えない時や、長い生垣の刈り込みが大変な時は、剪定をまとめて相談できる窓口もあります。

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よくある質問

ウエストリンギアは常緑ですか?

シソ科の常緑低木です。冬も葉が残りますが、霜や冷たい風で葉が傷むことがあります。

ウエストリンギアに香りはありますか?

ローズマリーに似た姿ですが、香りはありません。香りを楽しみたいなら、立ち性のローズマリーも比べてみてください。

花はいつ咲きますか?

白〜淡い紫の小花が、春〜秋にぽつぽつ咲きます。地域や年で前後します。

生垣にウエストリンギアを植えるなら、どんな場所がいいですか?

日当たりと水はけがよく、霜や冷たい風が当たりにくい場所が向いています。乾燥には強い木です。

刈り込みはできますか?

刈り込みに強いので、伸びた枝を整えながら低い生垣の形を保てます。冬に傷んだ葉は、暖かくなってから様子を見て整えましょう。

まとめ

この記事の要点
  • ウエストリンギアは、細い銀緑色の葉のシソ科の常緑低木
  • ローズマリーに似た姿だが、葉に香りはない
  • 乾燥と刈り込みに強く、洋風の低い生垣に向く
  • 寒さにはやや弱く、霜や冷たい風で葉が傷むことがある
  • 日当たり・水はけがよく、風の当たりにくい場所を選ぶ
生垣ドットコム

生垣ドットコム 編集部

生垣(いけがき)の意味・役割から、目的別の木の選び方、トキワマンサク・マサキ・イヌマキなど樹種ごとの特徴、剪定の時期とやり方、植え方・費用・助成金の考え方までを、庭や道路沿いで迷わないように整理している情報サイトです。 公式サイト

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