ギンモクセイの生垣|キンモクセイとの違いと育て方

白い花が咲くギンモクセイの生垣の特徴とキンモクセイとの違いを紹介する記事のアイキャッチ

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『キンモクセイの香りは好きだけど、もう少し控えめな方がいいかも』と思って、ギンモクセイの生垣が気になっている方も多いですよね。

結論から言うと、ギンモクセイは秋に白い花が咲き、香りがキンモクセイより穏やかな常緑樹です。手入れはキンモクセイに準じるので、剪定時期さえ押さえれば生垣として楽しめます。

この記事を読むと、ギンモクセイ生垣の特徴と、キンモクセイ・ヒイラギとの違い、育て方の流れが分かります。

目次

ギンモクセイの生垣ってどんな木?

先に結論

ギンモクセイは、モクセイ科の常緑樹です。秋に白い花が咲き、香りはキンモクセイより穏やか。葉の縁にギザギザが出ることがあるのも特徴です。

生垣(いけがき)は、木を列に植えて刈り込みで仕立てた垣根のことです。基本は生垣とは?読み方・塀との違いと役割で紹介しています。

『白い花のモクセイって、あまり見かけない気がする』という方もいるかもしれません。実は、キンモクセイはギンモクセイの変種とされているんです。

つまり、ギンモクセイはキンモクセイの親戚のような木です。だから手入れの考え方も、キンモクセイに準じます。

秋に白い小さな花が咲いたギンモクセイの生垣を近くから写した写真
くらべる点ギンモクセイの性質生垣にした時の考え方
花秋に白い花落ち着いた色で、庭になじみやすい
香りキンモクセイより穏やか香りが強すぎるのが心配な人に
葉常緑。縁にギザギザが出ることも一年中、緑の仕切りになる
手入れキンモクセイに準じる剪定は花後〜早春が目安

「穏やかな香り」が向く人

キンモクセイの香りは、秋の風物詩として親しまれていますよね。ただ、香りの感じ方は人それぞれです。

例えば、隣の家との距離が近い場所や、窓のそばに生垣を作りたい時です。こういう場面では、香りが穏やかなギンモクセイを選ぶ考え方もあります。

キンモクセイ・ヒイラギとの違いを比べる

先に結論

ギンモクセイ、キンモクセイ、ヒイラギは、どれもモクセイ科の常緑樹です。花の色、香りの強さ、葉のトゲで見分けると分かりやすいです。

『ギンモクセイとヒイラギって、葉が似ていない?』と迷う方も多いはずです。どちらも葉の縁がギザギザしたり、トゲがあったりするので、見分けにくく感じますよね。

ギンモクセイ・キンモクセイ・ヒイラギの違いを、花の色・花の時期・香り・葉の特徴で比べた図解
くらべる点ギンモクセイキンモクセイヒイラギ
花の時期秋秋(9〜10月が目安)初冬(11〜12月)
花の色白オレンジ色白い小花
香り穏やか強い香りがある
葉縁にギザギザが出ることも常緑縁に鋭いトゲ

ヒイラギは葉の縁に鋭いトゲがあり、人が入りにくいので、防犯を意識した生垣に使われます。剪定の時は厚手の手袋が必要です。

ヒイラギの生垣はヒイラギの生垣|トゲのある葉の特徴と防犯の考え方で紹介しています。

キンモクセイと迷ったら

ギンモクセイを選ぶなら
  • 白い花で、落ち着いた雰囲気
  • 香りが穏やか
  • 隣の家や窓が近い場所でも考えやすい
キンモクセイを選ぶなら
  • オレンジ色の花で、秋らしさが強い
  • 香りが強く、季節を感じやすい
  • 香りの届く範囲も考えて植える

キンモクセイの生垣はキンモクセイの生垣|香る生垣の特徴と剪定時期で詳しく紹介しています。

1年の手入れカレンダーと剪定のコツ

先に結論

ギンモクセイの手入れはキンモクセイに準じます。花芽は夏に作られるので、剪定は花後〜早春が目安。夏以降に強く刈ると、秋の花が減ってしまいます。

ここが大事なところです。花が咲く生垣は、切る時期を間違えると翌年の花が減ってしまいます。

『いつ切ればいいか、毎年迷う』という方は、次の表を目安にしてみてください。

時期の目安木の様子やること
秋白い花が咲く穏やかな香りを楽しむ
花後〜早春花が終わる剪定で形を整える
春新しい葉が出る若葉の様子や虫を見ておく
夏花芽が作られる強い刈り込みは控える
夏〜秋の花の前枝が伸びるはみ出した枝だけ軽く切る

季節の目安は地域や年で前後します。木の様子を見ながら調整してみてください。

花後〜早春の剪定
  1. 仕上げたい高さと幅を決め、ひもを張って目印にする
  2. 側面は、上を少し狭く・下を広くした台形に刈る
  3. 天端(いちばん上の面)を手の届く高さでそろえる
  4. 内側の枯れ枝や、混み合った枝を付け根から取る
  5. 刈った枝葉を片づけ、足元の風通しをよくする

上を狭く下を広くした台形にすると、下の葉まで日が当たりやすいと一般に説明されています。

よくある失敗

「伸びた枝が気になるから」と秋の花の前にしっかり刈ったら、白い花がほとんど咲かなかった、というのはよくある失敗です。花の前は、はみ出した枝を切る程度にしておきましょう。

ギンモクセイの生垣が向く場所・向かない場所

先に結論

ギンモクセイの生垣は、一年中緑の仕切りがほしくて、秋の香りを控えめに楽しみたい場所に向きます。両側から手入れできる場所を選ぶと、長く育てやすいです。

場所の条件向き不向き理由と考え方
一年中、緑の仕切りがほしい場所向く常緑の木
隣の家や窓が近い場所向く香りがキンモクセイより穏やか
落ち着いた雰囲気の庭向く白い花が庭になじみやすい
両側から刈れない狭い場所向きにくい刈り込みの場所がとれない
道路や隣地との境界ぎりぎり条件しだいはみ出した枝をこまめに切る

例えば「道路に面した10mほどの生垣がある2階建ての家の場合」なら、道路側から刈る場所があるかを先に見ておきましょう。道路に張り出した枝は、歩く人や車の通行、見通しの妨げになります。

常緑の生垣をほかの木とも比べたい方は常緑の生垣|一年中緑を保つ木の選び方も参考にしてみてください。

ほかの季節に香る生垣とも比べたい時

『秋だけでなく、ほかの季節にも香りがほしい』という方もいますよね。香りの花が咲く生垣向きの木を、季節ごとに並べてみました。

香る季節の目安木花の特徴
早春(2〜3月)ジンチョウゲ香りの強い花。強い刈り込みはあまり向かない
初夏(5〜6月)カラタネオガタマクリーム色で縁が紅色の花。バナナに似た甘い香り
初夏(6〜7月)クチナシ香りの強い白い花
秋ギンモクセイ白い花で、香りは穏やか
初冬(11〜12月)ヒイラギ白い小花で、香りがある

例えば、長い生垣はギンモクセイでそろえ、門のまわりだけ別の季節に香る木を添える、という楽しみ方もあります。花が咲く生垣全体は花が咲く生垣|季節ごとの花木とピンクの花の木で紹介しています。

ギンモクセイの生垣が合う人
  • 秋の花の香りを、控えめに楽しみたい
  • 白い花の落ち着いた雰囲気が好き
  • 一年中、緑の仕切りがほしい
  • 花後〜早春に剪定の時間をとれる

よくある相談:ヒイラギとの違い、強く切った時、若葉の虫食い

先に結論

ギンモクセイの生垣でよく出る悩みは、「ヒイラギとの違い」「強く切ってしまった」「若葉の虫食い」の3つです。慌てず、木の様子を見ながら手入れを続けるのが基本です。

ここでは、知恵袋で読まれている相談を、内容を要約して紹介します。

相談1:ヒイラギとギンモクセイは違う木?

ヒイラギとギンモクセイは違うのか、違うなら何が違うのか、という相談です。

結論から言うと、どちらもモクセイ科の常緑樹ですが、別の木です。ギンモクセイは秋に白い花が咲き、ヒイラギは初冬(11〜12月)に白い小花が咲きます。

葉で見分けるなら、ヒイラギは縁に鋭いトゲがあるのが特徴です。ギンモクセイは、葉の縁にギザギザが出ることがある、くらいに覚えておくと分かりやすいです。

相談2:生垣を強く切りすぎてしまった

長年育ったギンモクセイの生垣を、前の年に強く切ってしまい、その後の手入れに迷っている、という相談です。

『もう元に戻らないかも』と心配になりますよね。そう思うのは自然です。

夏以降に強く切っていた場合は、花が少なくなることがあります。慌ててさらに切るより、花後〜早春の剪定の時期に、伸びてきた枝を見ながら少しずつ形を整えていきましょう。

支柱が傷んでいる時

古い竹の支柱が傷んでいる時は、取り替えを考えるタイミングです。生垣が傾いていたり、高さが手の届かない所まである時は、業者に相談すると安心です。

相談3:春になると若葉が虫に食べられる

ギンモクセイの生垣が、春になると若葉を虫に食べられて散ってしまう、という相談です。

生垣には虫がつくことがある、と一般に言われています。春の新しい葉が出る時期に、葉の裏や枝先をこまめに見ておきましょう。

『気づいた時には、もう葉がぼろぼろだった』ということもありますよね。見回る日をあらかじめ決めておくと、見落としが減りますよ。

春の見回りチェック
  • 新しい葉の裏や枝先を見る
  • 食べられた葉がまとまっていないか確かめる
  • 虫が集まった枝は、手袋をして枝ごと切る
  • 切った枝葉は早めに片づける

広い範囲で葉が傷んでいる時は、木の様子を見てもらえる業者に相談するのも手です。

相談4:生垣には、どんな木がおすすめ?

これから生垣を作りたいけれど、何の木がいいか分からない、という相談もよく読まれています。

『ギンモクセイもいいけど、ほかの木も気になる』と迷いますよね。木の名前から選ぶより、生垣に何を求めるかを先に決めると、候補が絞りやすくなります。

生垣に求めること考え方
秋の香りを控えめに楽しみたいギンモクセイ
秋の香りをしっかり楽しみたいキンモクセイ
人が入りにくい生垣にしたい葉にトゲのあるヒイラギ
一年中、緑の目隠しがほしい常緑の木から選ぶ

目的別の選び方は生垣におすすめの木|目的別の選び方と樹種の早見表で紹介しています。

植える前のチェックと、手に負えない時の頼り先

先に結論

ギンモクセイの生垣は、植える位置と剪定時期を守れるかで、花の楽しみ方が変わります。高くなった生垣や長い生垣は、無理をせず剪定を相談するのも手です。

『隣の家にはみ出さないか心配』という方も多いはずです。境界から少し内側に植え、生垣の両側に刈るための場所を残しておきましょう。

植える前に確かめること
  • 境界から少し内側に植えられるか
  • 生垣の両側に、刈り込みのために立てる場所があるか
  • 花後〜早春に剪定の時間をとれるか
  • 苗の間隔を、購入先や施工業者に確かめたか

苗の間隔は、樹種・苗の大きさ・仕上がりの高さで変わります。植えたあとは、根づくまで水やりと支柱が欠かせません。

高い所の刈り込みを脚立に乗って行うのは、転落の危険があります。手の届く高さまでにして、それより上は業者に任せましょう。

生垣が高くなって手に負えない時や、長い生垣の刈り込みが大変な時は、剪定をまとめて相談できる窓口もあります。

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よくある質問

ギンモクセイは生垣に向いていますか?

ギンモクセイは常緑樹で、手入れはキンモクセイに準じます。秋の香りを控えめに楽しみたい方の生垣に向いています。

ギンモクセイとキンモクセイの違いは?

ギンモクセイは白い花、キンモクセイはオレンジ色の花です。香りはギンモクセイの方が穏やかで、キンモクセイはギンモクセイの変種とされています。

ギンモクセイの生垣の剪定はいつが目安ですか?

キンモクセイに準じて、花後〜早春が目安です。花芽は夏に作られるので、夏以降に強く刈ると花が減ってしまいます。

花の前に伸びた枝は切ってもいいですか?

花の前は、道路や隣地にはみ出した枝を切る程度にしておきましょう。しっかり形を整えるのは、花後〜早春の剪定にまとめるのがおすすめです。

ギンモクセイの葉はギザギザしていますか?

葉の縁にギザギザが出ることがあります。ヒイラギのような鋭いトゲとは違います。

まとめ

この記事の要点
  • ギンモクセイは秋に白い花が咲く、モクセイ科の常緑樹
  • 香りはキンモクセイより穏やかで、キンモクセイはギンモクセイの変種とされる
  • 手入れはキンモクセイに準じ、剪定は花後〜早春が目安
  • ヒイラギとは、花の時期と葉の鋭いトゲで見分ける
  • 強く切ってしまったら、慌てず少しずつ形を整える
  • 高くなった生垣は、無理をせず業者に相談する
生垣ドットコム

生垣ドットコム 編集部

生垣(いけがき)の意味・役割から、目的別の木の選び方、トキワマンサク・マサキ・イヌマキなど樹種ごとの特徴、剪定の時期とやり方、植え方・費用・助成金の考え方までを、庭や道路沿いで迷わないように整理している情報サイトです。 公式サイト

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