当サイトの記事は編集部が公開されている情報・公的機関の情報・読者の声を調べて独自に執筆しています。記事内で紹介するサービスの一部にはアフィリエイト広告を含みます。
『南国みたいな鮮やかな花の生垣、うちの庭でもできるかな?』と、ブーゲンビリアに憧れている方も多いですよね。
結論から言うと、ブーゲンビリアの生垣を地植えでつくれるのは、冬も暖かい地域に限られます。それ以外の地域では、鉢植えをフェンス沿いに並べて「生垣風」に楽しむのが現実的です。
この記事では、お住まいの地域でできる楽しみ方と、植える前に確かめたいことが分かります。
ブーゲンビリアってどんな木?
ブーゲンビリアは、オシロイバナ科のつる性の木です。花のように色づいて見えるのは苞(ほう)という部分で、熱帯原産のため寒さに弱い性質があります。日当たりを好みます。
生垣(いけがき)は、木を列に植えて、刈り込みなどで仕立てた垣根のことです。塀との違いや生垣の役割は生垣とは?読み方・塀との違いと庭や道路沿いでの役割で紹介しています。
ブーゲンビリアは、ふつうの生垣の木のように自分で立って並ぶタイプではありません。つる性なので、フェンスやトレリス(格子状の支え)に枝を誘引(ひもで留めて方向をつけること)して形をつくります。
『花びらだと思っていた部分が、実は苞だったの?』と驚く方もいるはずです。色づいた苞が目立つので、遠くからでも華やかに見えるんです。

ふつうの生垣の木との違い
| くらべる点 | ブーゲンビリア | 刈り込みで仕立てる生垣の木 |
|---|---|---|
| 育ち方 | つる性で、支えに絡めて広げる | 幹が立ち、列に植えて面にそろえる |
| 見どころ | 色づいた苞の華やかさ | 葉の密度や形のそろい方 |
| 寒さ | 弱い | 樹種によって違う |
| 仕立て方 | フェンス・トレリスに誘引 | 刈り込みで高さと幅を決める |
つまり、ブーゲンビリアの生垣は「フェンスを花で飾る」イメージに近いものです。
支えになるフェンスやトレリスが無い場所では、先に支えを用意するところから始まる、と考えておきましょう。
ブーゲンビリアの生垣ができる地域・できない地域
地植えで生垣にできるのは、冬も暖かい地域だけです。寒冷地や霜の当たる場所では、冬に傷んでしまうおそれがあるので、鉢植えで育てて冬は室内か暖かい場所へ移す方法を選びましょう。
ここがいちばん大事なところです。ブーゲンビリアは熱帯原産なので、冬の寒さに当たると弱ってしまいます。
次の表に、お住まいの環境を当てはめてみてください。
| お住まいの環境 | 楽しみ方 | 考え方 |
|---|---|---|
| 冬も暖かく、霜がほとんど降りない | 地植えでフェンス仕立ても候補 | 日当たりのよい場所を選ぶ |
| 冬にときどき霜が降りる | 鉢植えが安心 | 寒い時期は暖かい場所へ移す |
| 寒冷地・冬に冷え込む地域 | 鉢植えで冬は室内へ | 地植えの生垣は向かない |
| 日当たりの悪い場所 | どの地域でも向きにくい | 日当たりを好む木なので場所を変える |
『うちの地域が暖かいかどうか、はっきり分からない』という場合は、まず鉢植えで1年育ててみると、冬の様子がつかめます。
- 冬に霜が降りる日がほとんどないか
- 一日のうち、日がよく当たる場所か
- 枝を誘引できるフェンスやトレリスがあるか
- 寒い年に備えて、冬の守り方を考えてあるか
例えばこんな場面なら
例えば「冬も暖かい地域で、道路に面したフェンスを花で飾りたい家の場合」なら、地植えでのフェンス仕立てが候補になります。道路側へ伸びた枝が通行のじゃまにならないよう、こまめに留め直しておきましょう。
例えば「冬に冷え込む地域で、ベランダや玄関先を華やかにしたい場合」なら、鉢植えを並べる楽しみ方が向いています。
寒い地域で楽しむなら:鉢植えで「生垣風」にする
寒い地域では、ブーゲンビリアを鉢植えで育て、暖かい時期だけフェンス沿いやベランダに並べる方法があります。冬は室内か暖かい場所へ移せるので、寒さで傷める心配を減らせます。
『地植えができないなら、あきらめるしかない?』と思った方もいますよね。実は、鉢植えなら寒い地域でも楽しめるんです。
鉢に小さなトレリスを立てて枝を誘引すれば、鉢ごと動かせる花の仕切りになります。
- 日当たりのよいフェンス沿いやベランダを選ぶ
- 鉢に小さなトレリスを立て、伸びた枝をひもで留める
- 同じくらいの大きさの鉢を間をあけずに並べる
- 寒くなる前に、室内か暖かい場所へ移す
- 暖かくなったら、また外に並べ直す
鉢を並べた仕切りは、動かせる分だけ自由がききます。季節ごとに置き場所を変えられるのも、鉢植えならではのよさです。
ただ、鉢植えは地植えより土が乾きやすいので、暖かい時期は水切れに気をつけてあげましょう。
例えば「玄関わきの道路に面したフェンス沿いに鉢を並べる場合」なら、鉢が通路にはみ出さないかも見ておくと安心です。
鉢植えで目隠しをつくる考え方はベランダで作る生垣風の目隠し|鉢植えの緑の仕切りで紹介しています。重さや置き方の注意も合わせて見てみてください。
ブーゲンビリアの生垣の1年の流れ
ブーゲンビリアの手入れは、暖かい時期に枝を誘引して形をつくり、寒くなる前に冬の守りを考える、という流れが基本です。月は地域や年で大きく変わるので、季節の様子を見て動きましょう。
『いつ何をすればいいの?』と迷いますよね。ここでは、季節ごとの大まかな流れを表にしました。

| 季節の目安 | 地植え(暖かい地域) | 鉢植え(寒い地域) |
|---|---|---|
| 暖かくなる頃 | 伸び始めた枝を支えに誘引する | 外に出し、日当たりのよい場所へ |
| 暖かい時期 | 伸びた枝を留め直す。はみ出しを切る | 枝を誘引し、水切れに気をつける |
| 涼しくなる頃 | 伸びすぎた枝を整理する | 冬の置き場所を決めておく |
| 寒い時期 | 冷え込みに備え、寒さよけを考える | 室内か暖かい場所で冬越し |
冬を越すための守り方
ブーゲンビリアの1年でいちばん気をつけたいのが、冬の過ごし方です。
鉢植えなら、寒くなる前に室内の日が入る場所か、冷たい風の当たらない暖かい場所へ移しておきましょう。外に出しっぱなしにして霜に当ててしまうと、一晩で弱ることもあるんです。
暖かい地域の地植えでも、思いがけず冷え込む年はあります。『今年は寒そう』と感じたら、冷たい風が当たらない工夫を早めに考えておくと安心です。
寒さ対策や、冬にできる生垣の手入れは冬の生垣|寒さ対策と冬にできる手入れでまとめています。ほかの木と一緒に植えている方は合わせて見てみてください。
枝を誘引するコツ
つる性の枝は、伸びるままにしておくと、あちこちに広がってしまいます。
伸びた枝は、フェンスに沿って横向きに寝かせるように留めると、面に広がりやすくなります。
枝を放っておいたら、道路側や隣の敷地へ伸びてしまった、というのはつる植物でよくある失敗です。伸びた枝はこまめに留め直し、はみ出した分は早めに切っておきましょう。
枝を切る時は、手袋をして作業すると安心です。高い位置の枝は無理をせず、手の届く高さまでにしておきましょう。
似た花のつる植物と迷ったら
寒さが心配な地域で「花のフェンス」をつくりたいなら、モッコウバラやジャスミンも候補になります。どれもフェンスに絡めて生垣のように仕立てられます。
『ブーゲンビリアの鮮やかさは捨てがたいけど、冬が心配』という方も多いはずです。そんな時は、地植えしやすい花のつる植物と比べてみてください。
| くらべる点 | ブーゲンビリア | モッコウバラ | ハゴロモジャスミン |
|---|---|---|---|
| 見どころ | 色づいた苞 | 黄色か白の小さな花の房 | ピンクのつぼみと白い香りの花 |
| 花の時期の目安 | 地域で変わる | 春(4〜5月) | 春(3〜5月) |
| 性質 | 寒さに弱いつる性の木 | トゲがほとんど無い常緑性のつるバラ | つる性の常緑樹 |
| 向く場所 | 冬も暖かい日なた | 広いフェンス | フェンスやトレリス |
モッコウバラは生育が旺盛なので、広いフェンス向きです。くわしくはバラの生垣|つるバラ・モッコウバラで作る花の生垣で紹介しています。
香りの花でフェンスを飾りたいなら、ジャスミンの生垣|ハゴロモジャスミン・スタージャスミンの違いも参考にしてみてください。
- 色づいた苞の華やかさを楽しめる
- 暖かい地域なら地植えのフェンス仕立ても候補
- 鉢植えなら寒い地域でも楽しめる
- 寒い地域でも地植えしやすいものがある
- 花の時期や香りで選び分けられる
- ブーゲンビリアとは雰囲気が変わる
よくある相談:緑のカーテンや目隠しにできる?
ブーゲンビリアを緑のカーテンや隣家との目隠しに使いたい、という相談は多くあります。寒さに弱く、つる性で支えが要る性質を知っておくと、向き不向きが判断しやすくなります。
ここでは、知恵袋で多く読まれている相談を、内容を要約して紹介します。
相談1:ブーゲンビリアで緑のカーテンをつくるのは難しい?
窓辺に緑のカーテンをつくりたくて、ブーゲンビリアを候補にしている、という相談です。
『つるなら、ネットに絡めればすぐ広がるのでは?』と思いますよね。ただ、ブーゲンビリアは寒さに弱いので、地植えで毎年続けられるのは冬も暖かい地域に限られます。
寒い地域なら、鉢植えにして暖かい時期だけ外に出し、冬は室内か暖かい場所へ移す形になります。
相談2:隣家との境界の目隠しに使える?
新居を建てている途中で、隣家との境界に目隠しの庭木を探している、という相談です。
ブーゲンビリアは、寒い時期に室内へ移したり、寒さで傷んだりすると、その間は目隠しの役目が果たせません。一年中の目隠しを優先するなら、常緑の生垣の木と組み合わせる考え方もあります。
相談3:南欧の村のような花の外壁に憧れる
写真で見た、ブーゲンビリアが家を彩る風景に憧れている、という相談です。
『あんな景色を自分の家でも』という気持ち、よく分かります。暖かい地域ならフェンスや壁際のトレリスで近い雰囲気をつくれますし、寒い地域でも鉢植えを並べれば花のある景色を楽しめます。
- 一年中の目隠しが目的なら、常緑の生垣の木を中心にする
- 華やかさが目的なら、ブーゲンビリアをアクセントにする
- 寒い地域なら、鉢植えで動かせる形にしておく
花の咲く生垣全体の選び方は花が咲く生垣|季節ごとの花木とピンクの花の木で紹介しています。生垣の木を目的から探したい方は生垣におすすめの木|目的別の選び方と樹種の早見表も見てみてください。
庭の生垣が高くなって手に負えない時や、長い生垣の刈り込みが大変な時は、剪定をまとめて相談できる窓口もあります。
剪定110番
伸びすぎた生垣の剪定・刈り込みを、プロに頼む
庭木の剪定・伐採・抜根・草刈りを、全国の加盟業者に頼める窓口です。24時間365日受け付けていて、現地調査・見積もりは無料。見積もりを見てから頼むかどうか決められます。
見積もり無料生垣の剪定を無料で見積もる作業内容や費用は木の高さ・本数・作業環境によって異なります。最新の情報は公式サイトで確認してください。
よくある質問
ブーゲンビリアの生垣は、どこでもつくれますか?
地植えで生垣にできるのは、冬も暖かい地域に限られます。それ以外の地域では、鉢植えで育てて冬は室内か暖かい場所へ移す方法が向いています。
ブーゲンビリアの花のように見える部分は何ですか?
色づいて花のように見えるのは、苞(ほう)という部分です。この苞が目立つので、遠くからでも華やかに見えます。
日陰のフェンスでもブーゲンビリアは育ちますか?
ブーゲンビリアは日当たりを好むので、日陰のフェンスは向きにくいです。日がよく当たる場所を選びましょう。
寒い地域でブーゲンビリアの代わりになる花のつる植物はありますか?
モッコウバラやジャスミンなど、フェンスに絡めて生垣のように仕立てられるつる植物があります。花の時期や香りで選び分けてみてください。
まとめ
- ブーゲンビリアはオシロイバナ科のつる性の木で、色づいて見えるのは苞
- 熱帯原産で寒さに弱く、地植えの生垣は冬も暖かい地域に限られる
- 寒い地域では、鉢植えをフェンス沿いに並べて生垣風に楽しめる
- つる性なので、フェンスやトレリスに誘引して形をつくる
- 寒さが心配なら、モッコウバラやジャスミンも候補になる





コメント